第47話

文字数 319文字

 ぐうぜん再会した高校時代の友だちと、ぐうぜん再会した小学校時代の友だちが、石川県の金沢でぐうぜん友だちだったらしい。という話を母にしているのだけれど、私自身がよくわかっていないので、さっぱり要領を得ない。
 
 真澄さんと、駒場らしき大学の構内ではぐれてしまい、人が多くてこまる。
 
 誰か知らない若者が、博士論文が書けない書けない、と愚痴るのにつきあわされる。
 若者、私の書棚の本を読み出す。書架は実家の子供部屋のもの、ここはどこ? この若者が例の「高校時代の友だち」なの?
 
 いつのまにか真澄さんも合流。
 誰かを空港に迎えに行かなくてはならなくて、どうしようかと二人で話す。その人は金沢から来るらしい。
 
 銀杏並木ばかりが広がり、色づく。

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