文字数 516文字



神様がくれた運命っていう厄介者は
僕につきまとって生きる道を翻弄する
子ども心にでっかい夢を見させておいて
目の前で手に入れる瞬間に
崖の上から突き落とすって言うことを
平気な顔してやり倒す
たくさんの言葉を聞き逃して
僕は絶望と生きる意味を見失ったのに
夢の中の僕はまだキラキラと
あの空の向こうに待ってる
追い続けたあの場所にまで駆り立てられる
目を覚ませばどこまでも続く
暗闇率いて僕の顔を覗き込み
何も言わずに去っていく
取り残されて夜が明けるのを待つのは
どうして僕だったのという虚しい言葉だけ
そんな闇夜に手を差し伸べてくれた君の手は
ただ黙って僕の癒されない気持ちに
ほんの少しの温かさと一緒に寄り添ってくれた
手に入れられなかった大きい夢を
何処かに一度おろしてみれば良いよと
背中を押してもらえた気がした
軽くなった僕が最初に見たモノは
同じくらい重いものを持ってどうしていいのか
分からずに戦っている君の姿だった
一人じゃない強さは君の涙が後押ししてくれる
そうだ僕はまだ歩いてるんだ
つきまとっている厄介者はまだ
そこいらで手招きして待っているけど
君となら何かが変わるかもしれない
手を差し伸べよう君が僕にくれた勇気と共に
手を差し伸べよう君が僕と同じように歩けるように
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