第13話 承-7

文字数 252文字

 除夜の鐘が鳴った。年末特番バラエティーも大詰めになった。だがしかし、彼女はイライラしていた。確かに番組は面白かった。それは彼にとってもそうだったようで、大笑いしていた。彼は意外と笑いのツボが浅く数時間ほとんど爆笑していた。なのにもかかわらず、彼の敬語は一度も抜けることがなかった。
 彼女の疲れも酔いも眠気もピークだったし、彼女はこの日のプランは諦めて、もう一つのプランを翌日に決行することにした。彼女は、丹精込めて作った自信満々のプランの一つが失敗したことで、大きな挫折感をひしひしとかみしめていた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み