テーブル

文字数 291文字

テーブルが並ぶ光
太陽を反射している
視線はいつのまにか嫌悪に変わり
心の中で矛盾している
夢の中で酒の酔いが
そっと立ち止まった背中を押す
そんな雰囲気をまとって
でも結局は逃げていく
無数の思考が蘇って
誰のことも知らない
それは解放の響きを持って
その時見える風景に思いを馳せる
思考は少し自在に変形して
きっと願っていないのかもしれない
もしそうだとしたらいいと思う
気が付けば寂しさは霧散し
テーブルがただ並んで
音楽が鳴り響いている
苛まれた雨音は時期に消えていく
歪んだ認識の目は潰れていく
刻みつけた印も雪が溶けてしまい
沈んでいくのは記憶
些細な優しさは殺意と
存在しない空間へ
いずれ受け止められるかもしれない

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