プロローグ 邪神様は奴隷となりました。
文字数 4,799文字
「びえええええええええええええええええんっ!」
大泣きしている女の子がいた。
一目で心を奪われてしまいそうになるほどの美少女――なのだが。
実はこいつは、この地上を滅ぼそうとした邪神だ。
で、俺は邪神を討伐しにきた冒険者だ。
「いつまで泣いてるんだ?」
「う、うるさいわね!
あんたが、このあたし――最強にして最美な邪神フィリア様にイジわるしたのが悪いのよ!」
「意地悪って、ただお前を【見た】だけだろ」
今、俺がいるこの場所は邪神界と言われる場所だ。
そして邪神界に存在するフィリアの根城で彼女と対峙した。
瞬間――邪神はぶっ倒れて泣き出した。
どうやら俺と目があっただけで大ダメージを受けたらしい。
「はぁ……邪が付いているとはいえ、神様なのにな。
なんでこんな弱いんだか……」
「あたしは弱くない!
あんたがおかしいのよっ!」
「……それは否定できないな」
一般の魔物が俺と対峙するだけで消滅することを考えれば、こいつはかなり強いだろう。
実際、鑑定スキルでフィリアのステータスを確認してみる。
※
〇ステータス
名前:フィリア
種族:邪神
レベル:99999
HP:99999
MP:99999
攻撃:99999
守備:99999
速度:99999
魔攻:99999
魔防:99999
運:99999
〇魔法:ダークネスフレア :ラスティネイル :デッドエンド
:リビングデッド :バトルアップ :コープスブラッド
:ヘルファイア :ダクネスオブダークネス ……etc
〇ユニークスキル:邪神の呪い
:邪神の魅了
:絶望の宴
※
なるほど……中々のステータスだな。
それに、何やら危なそうな魔法やスキルがずらっと出てきた。
「そこそこ強いみたいだな」
「あたしは最強なの!
何せ邪神界を統べる邪神様なのよ!
だからもっと称えなさい!」
「また目で殺そうか?」
「ごめんなさいっ!」
ふるふる震える邪神。
なんだか少し可哀想になってきた。
誰に言い訳をするわけじゃないが、これで俺は普段、力の制御をしている。
邪悪な魔族には容赦しないというだけだからな。
「さて……存分に泣いたろ?
消滅する為の心の準備はできたか?」
「できてない! できないわよっ!
というか、消滅いやあああああああああああああっ!!」
いや、人間を滅ぼそうとしてた邪神がそれ言う?
「お願いします。
もう人間にイジわるしません。
滅ぼすの止めます。
だから……消滅許して……!」
涙目で俺に縋り、懇願する邪神フィリア。
「……本当にもう悪さはしないか?」
「しません!」
「約束できるか?」
「はい!」
「……随分と従順だな……?」
「邪神の掟その1――力ある者には屈して従順に!
だからあたしは、あなた様の奴隷になるわ!」
「……いや、それは遠慮しておく」
人間界にも奴隷は存在するが、正直……そういう主従関係みたいのは趣味じゃない。
「そんなこと言わずに!
まずはあなた様のお名前を教えてくださいな」
ニコッと眩しいくらいの笑顔を向ける。
こうしていると普通の女の子みたいだ。
「……ラス・アーガイルだ」
「ラス・アーガイル……」
俺が自信の名を呟いた途端、フィリアはニヤッと微笑んだ。
明らかに悪巧みしているような顔だ。
「ふふ、ふふふふふっ――ば~~~~か!
邪神に名前を明かしたな!」
さっきまで脅えていたフィリアが、何故か調子に乗り始めた。
「だからなんだ?」
「ふんっ、このあたし――邪神フィリアには必殺技があるのよ!
喰らいなさい邪神の呪いを!!」
高らかに美少女邪神が声を上げる。
すると黒い光が俺を包み込んだ。
「あ~はははははっ!
どう、どうよ! このあたしの呪いは!
効いてる? 効いちゃってる?」
ドヤ顔する邪神。
正直、ちょっとイラっとくる。
「いや、全く」
「ふえっ!? なんで!?」
邪神のドヤ顔が一気に消失する。
「さぁな。
まぁ、俺の魔力抵抗が高いからじゃないか?」
ちなみに冒険者ライセンスを得る際、冒険の神アドの力でステータスという能力が視覚化される力を得ることができる。
「つ、つまりそれって、あたしよりも、あんたのステータスが高いってこと!?」
「だろうな。
見るか?」
「いいの?」
本来は自らのステータスを見せることは【死】にも繋がる危険行為だ。
力の詳細を把握されれば対策を打たれてしまう。
が……俺に限ってはその心配は皆無だ。
俺は自分のステータスを表示する。
*
〇ステータス
名前:ラス・アーガイル
レベル:無限
種族:人間
HP:999999999999(測定不能)
MP:999999999999(測定不能)
攻撃:999999999999(測定不能)
守備:999999999999(測定不能)
速度:999999999999(測定不能)
魔攻:999999999999(測定不能)
魔防:999999999999(測定不能)
運:999999999999(測定不能)
〇魔法:表示できません。
あなたの獲得している魔法数は、ステータスで表示可能な限界9999個を超えています。
〇スキル:表示できません。
あなたの獲得しているスキル数は、ステータスで表示可能な限界9999個を超えています。
〇ユニークスキル:成長限界突破(ブロークングロウアップ)
:成長率無限(アンリミテッドグロウアップ)
:全種族特攻(オールウィーク)
:絶対防御(アブソリュートシールド)
:対象即死(デッドエンド)
*
「何よこれ!
測定不能って意味わかんないんですけどっ!!」
「わかれよ。
書いてあるままだ」
「じゃなくて!
そんな人間が存在してるのかって話よ!
なんで邪神のあたしよりステータスが上なのよ!」
「色々な世界に転移しながら魔王やら邪神だらを討伐しまくってたら、気付けばこれだよ。本当、最近は自分と同レベルの相手と戦ったことがなくてつまらん」
各異世界で、勇者の仕事を取りなくってしまっている為、俺は勇者殺しなんて二つ名で呼ばれたりもしている。
冒険者を超えた冒険勇者……なんて風に呼ぶ奴もいるが、俺は自身を勇者だと思ったことはない。
ただ……強い奴と戦うことが好きで、自分の思うがままに生きてきただけなのだから。 結果、冒険者としてやるべきことは全てやってしまった感じだ。
「あわわわわわわわ……あんたが異世界の邪神たちの間でも有名な勇者殺しだったのね! どうして先に言ってくれなかったのよ!
言ってくれたら即行で逃げ出したのに!
どこぞのスライムにだって負けなかったのに!」
「今から逃げてもいいぞ?
まぁ、逃げられないだろうけどな」
「ばか! オニ! こんな美少女をイジメて楽しいわけ!
はっ!? ま、まさか今からあたしに……え、エロいことするつもりじゃないでしょうね!」
「……じゃ、死のうか」
「ごめんなさいっ!」
謝るくらいなら言わなければいいのに。
なんだか調子が狂う相手だ。
「まぁ……そこまで悪い奴には見えないし、本当に反省しているな――っ!?」
不意に激しい動悸がした。
(――なんだ?)
今まで感じたことのない感覚に俺は戸惑う。
「え……も、もしかして邪神の呪いが効いたの?」
「まさか……」
俺は急ぎステータスの状態を確認する。
すると――状態:邪悪の呪いにかかっています。
「なっ!?」
どうやら俺は本当に呪いにかかってしまったらしい。
検索スキルを使い、急ぎこの呪いの効果と対策を探す。
『邪神の呪い。
効果:かかった相手を強烈な発情状態にする。
この呪いは絶対に解けることはない。
発散することで数時間の初状態解除。
発散しなければ死ぬ。』
検索結果がこれだ。
「おいいいいいいいっ!
お前、どんなクソみたいな呪い掛けてんだよ!」
「ふふ~ん! それほどでも」
「クソっ……ぐっ……」
マズい。
身体が熱い……。
こ、これはキツい。
俺は思わず腰を落とす。
「ふふっ……さっきまでの威勢はどこへやらね。
あ!? わかちゃった。
あなたもしかして、童貞でしょ?」
「っ!?」
「え……? 図星なの?」
ああ、そうだ。
俺は童貞野郎だ。
戦うことにしか興味がなかったからな。
30歳を超えた今も童貞だよ。
「ふふ~ん! あの勇者殺しが童貞だなんてね。
でも、これはチャンスね!
あたしが――あんたをイかし殺してあげる!」
ドンッ。
フィリアが俺を押し倒す。
そして俺に跨ってきた。
「や、やめ……」
「ダメよ。
ふふっ――虜にしてあげるわ」
そして俺は服を脱がされ……。
※
数時間後。
「んっ、あっ、あんっ、ああああっ、も、もう許し、許してぇ……」
「お前が襲って来たんだろ。
それに……呪いを掛けた、責任を取れ!」
「い、イッてる。あたし今もイッてるから……またイグッ……!?」
フィリアに性的に襲われた俺だったが……気付けば立場が逆転していた。
とても強気なフィリアだったが、なんと処女だったのだ。
そして気付けば、俺は彼女をイかせまくっていた。
「お、ああああ、しゅ、しゅごい、しゅごすぎるっ、あんっ、らめっ、もうらめえええええええええええええええええええっ!!!!」
という感じで、性欲が完全に発散されるまでさらに数時間……俺たちは交わり続けた。 結果、
『ユニークスキル:邪神陥落を獲得しました。
これにより、あなたは神スキルを自由に使用できます』
なんだよこのスキル!?
アホか! アホなのかっ!
陥落って……明らかに性的な……いや、なんでもない。
しかも、新たなスキルを獲得しただけではなく。
「ら、ラス……しゅごかたよぉ……あたし、あんたの奴隷になりゅから……なんでも言うこと聞くから……もっと、……いっぱい、してぇ……」
俺の無尽蔵な体力のせいもあり、快楽に次ぐ快楽を与え続けられた邪神フィリアは、本当に奴隷になってしまったのだった。
大泣きしている女の子がいた。
一目で心を奪われてしまいそうになるほどの美少女――なのだが。
実はこいつは、この地上を滅ぼそうとした邪神だ。
で、俺は邪神を討伐しにきた冒険者だ。
「いつまで泣いてるんだ?」
「う、うるさいわね!
あんたが、このあたし――最強にして最美な邪神フィリア様にイジわるしたのが悪いのよ!」
「意地悪って、ただお前を【見た】だけだろ」
今、俺がいるこの場所は邪神界と言われる場所だ。
そして邪神界に存在するフィリアの根城で彼女と対峙した。
瞬間――邪神はぶっ倒れて泣き出した。
どうやら俺と目があっただけで大ダメージを受けたらしい。
「はぁ……邪が付いているとはいえ、神様なのにな。
なんでこんな弱いんだか……」
「あたしは弱くない!
あんたがおかしいのよっ!」
「……それは否定できないな」
一般の魔物が俺と対峙するだけで消滅することを考えれば、こいつはかなり強いだろう。
実際、鑑定スキルでフィリアのステータスを確認してみる。
※
〇ステータス
名前:フィリア
種族:邪神
レベル:99999
HP:99999
MP:99999
攻撃:99999
守備:99999
速度:99999
魔攻:99999
魔防:99999
運:99999
〇魔法:ダークネスフレア :ラスティネイル :デッドエンド
:リビングデッド :バトルアップ :コープスブラッド
:ヘルファイア :ダクネスオブダークネス ……etc
〇ユニークスキル:邪神の呪い
:邪神の魅了
:絶望の宴
※
なるほど……中々のステータスだな。
それに、何やら危なそうな魔法やスキルがずらっと出てきた。
「そこそこ強いみたいだな」
「あたしは最強なの!
何せ邪神界を統べる邪神様なのよ!
だからもっと称えなさい!」
「また目で殺そうか?」
「ごめんなさいっ!」
ふるふる震える邪神。
なんだか少し可哀想になってきた。
誰に言い訳をするわけじゃないが、これで俺は普段、力の制御をしている。
邪悪な魔族には容赦しないというだけだからな。
「さて……存分に泣いたろ?
消滅する為の心の準備はできたか?」
「できてない! できないわよっ!
というか、消滅いやあああああああああああああっ!!」
いや、人間を滅ぼそうとしてた邪神がそれ言う?
「お願いします。
もう人間にイジわるしません。
滅ぼすの止めます。
だから……消滅許して……!」
涙目で俺に縋り、懇願する邪神フィリア。
「……本当にもう悪さはしないか?」
「しません!」
「約束できるか?」
「はい!」
「……随分と従順だな……?」
「邪神の掟その1――力ある者には屈して従順に!
だからあたしは、あなた様の奴隷になるわ!」
「……いや、それは遠慮しておく」
人間界にも奴隷は存在するが、正直……そういう主従関係みたいのは趣味じゃない。
「そんなこと言わずに!
まずはあなた様のお名前を教えてくださいな」
ニコッと眩しいくらいの笑顔を向ける。
こうしていると普通の女の子みたいだ。
「……ラス・アーガイルだ」
「ラス・アーガイル……」
俺が自信の名を呟いた途端、フィリアはニヤッと微笑んだ。
明らかに悪巧みしているような顔だ。
「ふふ、ふふふふふっ――ば~~~~か!
邪神に名前を明かしたな!」
さっきまで脅えていたフィリアが、何故か調子に乗り始めた。
「だからなんだ?」
「ふんっ、このあたし――邪神フィリアには必殺技があるのよ!
喰らいなさい邪神の呪いを!!」
高らかに美少女邪神が声を上げる。
すると黒い光が俺を包み込んだ。
「あ~はははははっ!
どう、どうよ! このあたしの呪いは!
効いてる? 効いちゃってる?」
ドヤ顔する邪神。
正直、ちょっとイラっとくる。
「いや、全く」
「ふえっ!? なんで!?」
邪神のドヤ顔が一気に消失する。
「さぁな。
まぁ、俺の魔力抵抗が高いからじゃないか?」
ちなみに冒険者ライセンスを得る際、冒険の神アドの力でステータスという能力が視覚化される力を得ることができる。
「つ、つまりそれって、あたしよりも、あんたのステータスが高いってこと!?」
「だろうな。
見るか?」
「いいの?」
本来は自らのステータスを見せることは【死】にも繋がる危険行為だ。
力の詳細を把握されれば対策を打たれてしまう。
が……俺に限ってはその心配は皆無だ。
俺は自分のステータスを表示する。
*
〇ステータス
名前:ラス・アーガイル
レベル:無限
種族:人間
HP:999999999999(測定不能)
MP:999999999999(測定不能)
攻撃:999999999999(測定不能)
守備:999999999999(測定不能)
速度:999999999999(測定不能)
魔攻:999999999999(測定不能)
魔防:999999999999(測定不能)
運:999999999999(測定不能)
〇魔法:表示できません。
あなたの獲得している魔法数は、ステータスで表示可能な限界9999個を超えています。
〇スキル:表示できません。
あなたの獲得しているスキル数は、ステータスで表示可能な限界9999個を超えています。
〇ユニークスキル:成長限界突破(ブロークングロウアップ)
:成長率無限(アンリミテッドグロウアップ)
:全種族特攻(オールウィーク)
:絶対防御(アブソリュートシールド)
:対象即死(デッドエンド)
*
「何よこれ!
測定不能って意味わかんないんですけどっ!!」
「わかれよ。
書いてあるままだ」
「じゃなくて!
そんな人間が存在してるのかって話よ!
なんで邪神のあたしよりステータスが上なのよ!」
「色々な世界に転移しながら魔王やら邪神だらを討伐しまくってたら、気付けばこれだよ。本当、最近は自分と同レベルの相手と戦ったことがなくてつまらん」
各異世界で、勇者の仕事を取りなくってしまっている為、俺は勇者殺しなんて二つ名で呼ばれたりもしている。
冒険者を超えた冒険勇者……なんて風に呼ぶ奴もいるが、俺は自身を勇者だと思ったことはない。
ただ……強い奴と戦うことが好きで、自分の思うがままに生きてきただけなのだから。 結果、冒険者としてやるべきことは全てやってしまった感じだ。
「あわわわわわわわ……あんたが異世界の邪神たちの間でも有名な勇者殺しだったのね! どうして先に言ってくれなかったのよ!
言ってくれたら即行で逃げ出したのに!
どこぞのスライムにだって負けなかったのに!」
「今から逃げてもいいぞ?
まぁ、逃げられないだろうけどな」
「ばか! オニ! こんな美少女をイジメて楽しいわけ!
はっ!? ま、まさか今からあたしに……え、エロいことするつもりじゃないでしょうね!」
「……じゃ、死のうか」
「ごめんなさいっ!」
謝るくらいなら言わなければいいのに。
なんだか調子が狂う相手だ。
「まぁ……そこまで悪い奴には見えないし、本当に反省しているな――っ!?」
不意に激しい動悸がした。
(――なんだ?)
今まで感じたことのない感覚に俺は戸惑う。
「え……も、もしかして邪神の呪いが効いたの?」
「まさか……」
俺は急ぎステータスの状態を確認する。
すると――状態:邪悪の呪いにかかっています。
「なっ!?」
どうやら俺は本当に呪いにかかってしまったらしい。
検索スキルを使い、急ぎこの呪いの効果と対策を探す。
『邪神の呪い。
効果:かかった相手を強烈な発情状態にする。
この呪いは絶対に解けることはない。
発散することで数時間の初状態解除。
発散しなければ死ぬ。』
検索結果がこれだ。
「おいいいいいいいっ!
お前、どんなクソみたいな呪い掛けてんだよ!」
「ふふ~ん! それほどでも」
「クソっ……ぐっ……」
マズい。
身体が熱い……。
こ、これはキツい。
俺は思わず腰を落とす。
「ふふっ……さっきまでの威勢はどこへやらね。
あ!? わかちゃった。
あなたもしかして、童貞でしょ?」
「っ!?」
「え……? 図星なの?」
ああ、そうだ。
俺は童貞野郎だ。
戦うことにしか興味がなかったからな。
30歳を超えた今も童貞だよ。
「ふふ~ん! あの勇者殺しが童貞だなんてね。
でも、これはチャンスね!
あたしが――あんたをイかし殺してあげる!」
ドンッ。
フィリアが俺を押し倒す。
そして俺に跨ってきた。
「や、やめ……」
「ダメよ。
ふふっ――虜にしてあげるわ」
そして俺は服を脱がされ……。
※
数時間後。
「んっ、あっ、あんっ、ああああっ、も、もう許し、許してぇ……」
「お前が襲って来たんだろ。
それに……呪いを掛けた、責任を取れ!」
「い、イッてる。あたし今もイッてるから……またイグッ……!?」
フィリアに性的に襲われた俺だったが……気付けば立場が逆転していた。
とても強気なフィリアだったが、なんと処女だったのだ。
そして気付けば、俺は彼女をイかせまくっていた。
「お、ああああ、しゅ、しゅごい、しゅごすぎるっ、あんっ、らめっ、もうらめえええええええええええええええええええっ!!!!」
という感じで、性欲が完全に発散されるまでさらに数時間……俺たちは交わり続けた。 結果、
『ユニークスキル:邪神陥落を獲得しました。
これにより、あなたは神スキルを自由に使用できます』
なんだよこのスキル!?
アホか! アホなのかっ!
陥落って……明らかに性的な……いや、なんでもない。
しかも、新たなスキルを獲得しただけではなく。
「ら、ラス……しゅごかたよぉ……あたし、あんたの奴隷になりゅから……なんでも言うこと聞くから……もっと、……いっぱい、してぇ……」
俺の無尽蔵な体力のせいもあり、快楽に次ぐ快楽を与え続けられた邪神フィリアは、本当に奴隷になってしまったのだった。