石川1話 金沢観光なら「共通観覧券」がおススメ
文字数 2,527文字
ま、コンテストじゃけえいうて、いちいち飾るようなことしよったら、それこそ読者から信用されんようになろうて。
それよりも飾らん言葉でまっすぐに石川県の見どころや名物を紹介する方が、よっぽど読者の心に刺さろういうもんじゃて。
まずは金沢能楽美術館。
ここはその名の通り、能を勉強することができるところじゃ。
加賀宝生の能装束や能面が展示してあって、わりと見どころ十分。
香林坊から兼六園に向かう百万石通りと金沢21世紀美術館に挟まれたところにあるんで、それらを見に行くついでに行けるいうんもありがたいところじゃな。
で、もう一つは金沢蓄音器館じゃ。
明治、大正、昭和の各時代に活躍した蓄音器の数々が展示されとってな、その膨大な数は圧巻の一言なんよ。
こっちは中が撮影禁止じゃったんで、写真で伝えることができんのが残念じゃが、なかなかにおもしろいところじゃったで。
1日だけ有効な「1DAYパスポート」が520円、3日間有効な「3日間パスポート」が830円、1年間有効な「1年間パスポート」が2090円いう感じじゃな。
ちなみにさっきおススメの2館に行く場合、「1DAYパスポート」ならそれだけで元が取れるし、「3日間パスポート」なら後もう1館行くだけで元が取れるいうことなんよ。
さすがに見どころが多い金沢を1泊だけで見てまわるいうんは、ちと無理があろうて。
特に有名な、兼六園やら金沢城やら金沢21世紀美術館なんかはこのパスポートが使えん施設じゃけえ、一泊二日や日帰りの旅行じゃったら、むしろ自分の気に入った施設だけを実費で行く方がええと思うわ。
なので、正解は「3日間パスポート」、いうわけなんよ。