文字数 505文字

 二千十八年 一月 十八日


 今日は、たくさん、泣きました。
 私のクラスメートが、ママのことを、わるく言ったからです。

 みんな、ふだんはやさしいのに、私たちおや子の、わる口を言ってきました。
 ママのぼう力、私の売春、じょうはつしたパパなど、かていのじじょうについてです。
 「やめて」と何ども伝えたのに、止めてくれませんでした。
 私はそれがゆるせなくて、怒りをおさえられなくなって、つい、クラスメートの女の子に、なぐりかかってしまいました。
 なぐりかかりはしましたが、その子が上手によけたので、私はぶざまに、きょうしつのかべにげきとつしました。
 たえてたえて、ぶつけたいたみが治まると、今どはくやしさと、なさけなさでいっぱいになったむねが、ズキズキといたみ始めました。
 そして、ぜん述のとおり、なみだをこらえられなくなって、泣きました。

 私のことなら、何をどれだけ言われたって、さして気にしませんけれど、さいあいのママや、大切なかぞくのことを非なんされてしまうと、いてもたってもいられなくなってしまうのです。
 上手にできなくてごめんなさい。
 よわくてごめんなさい。
 ごめんなさい。
 あいしているのは、ママだけです。
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