ビザンティンは滅んで当然だった

文字数 1,070文字

ローマ帝国分裂したね。
ローマがどうして滅んだのか、たまにテレビで流れるわよね。
人間が作った大きなシステムってある日突然崩壊するし、当然といえば当然よね。
 明〇義塾に通う小学生の発言

「国はいずれ滅びるんだよ!」

実際そうよね。
作者がどうして塾に通っていたかはさておき、あの小学生は歴史からちゃんと学んでいるね。
で、今回話題のビザンティンはどうして滅んだのかしらね?
逆にどうして繁栄したのか理解しないと滅亡の理由はわからないよね。
そうそう、ユスティニアヌス大帝が自国の産業、絹織物を発展させて国を活性化させていったのよね。
王様が命令するだけじゃなくて、自国の産業がないとやっぱり弱いよね。
しかし、ユスティニアヌスの死後、異民族が押し寄せてきた。
異民族がやってきてビザンティンの領土は奪われに奪われて半分くらいになっちゃう。

帝国は毎回異民族に襲われて滅んでるね。

そこでビザンティンは国内の兵力を増強しにかかった。

テマ制と呼ばれるシステムでね。


軍隊の偉い人に領土を与えて、そこを防衛させたのよ。

国が大きすぎると防衛はやりにくし、最盛期の広大な土地では行えなかったことだね。
で、軍隊の偉い人は自分の土地を守ろうと必死になって戦ってくれるわけで、兵隊は強くなった。
兵隊を増やすにもいろいろとシステムが必要なんだね。
相手が人間だからね。

戦う理由や報酬が必要なのよ。

で、ビザンティンにはどのくらい滅亡の要因があったの?
ほぼ無限。

西、ローマ教皇と敵対。

南、イスラム教徒攻めてくる。

東、セルジューク朝攻撃してくる。

四面楚歌じゃん。
さて、では話を戻そうか。

ビザンティン帝国は絹織物やその他東西の貿易で栄えに栄えた。

金をたくさん持って敵がたくさんいる状態に飛び込んでみよう、国が持つだろうか?

誰に裏切られるんだろう。
十字軍かな。

セルジューク朝(今のトルコ)に攻撃されたから十字軍に助けを求めたの。

でも、その十字軍に裏切られたわけ。

正義に裏切られた凡人は、最高の悪の素質が芽生えるって誰か言ってた。
結局のところ、敵が多すぎたのよ。

国として優秀だったけれど、敵がいて、それで裏切り者がいればどんなに強くても滅ぶ。

そんな状態でもビザンティンには1000年の歴史があるんだよね。

強すぎるでしょ。

しかし、強さだけでは時の流れには抗えない。

すべての国はいずれ滅ぶ。

あの小学生が言っていたことは真理だったのかもしれない。

補足

ビザンティン発足の絹織物は経営元がトルコに変わっただけで、いまだに手に入る高級品なので、欲しい人は買ってみてください。

国が滅んでも産業は滅びないんですねえ。

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登場人物紹介

東雲連

セミニヒリスト

作者が遊んでいるゲーム AOE2やシビライゼーションの知識を編集するために登場させた。

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