第7話 美しき遺影

文字数 244文字

突然のことだった。

いや、訃報はいつも突然だ。
しかし、自分より若い方の訃報となると突然感が半端ない。
「うそ!?」
というのが、第一番に来る。

彼女の場合、前日も特に変わった様子もなくお元気に過ごされていたと聞く。
その日の朝、自宅内で倒れているのが発見され、声をかけたがもう反応はなかったと。
一緒に暮らしておられたご家族、そして、ご自身にとっても突然のことだったようだ。

20代で、逝った彼女は、美しい盛りだった。
婚約して・・・ご結婚目前だったそうだ。

遺影の中で彼女がほほ笑む。
美しい盛りの彼女が。
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神様的な人

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