第47話「イタチを連れた男」
文字数 1,516文字
-PM1時45分-
さすがに、目の前で人の首がふっ飛ぶ光景なんて氷月は見たことが無かっただろう··
酷く顔色が悪くなっていたその時だった····
子供たちの目の前で酷いやり方をしてしまったようだ
だが、どうみてもこの男の腰には刀などは微塵も見当たらない··
大体あの人喰い野郎に普通の刀なんて通用しないはずだ
何者なんだこいつ···
そう言って男が指差した方向に居たのは
男が腕に乗せていた····いたち?
の様な生き物だった
そう言い残すと、イタチを連れた男は俺達の目の前から消えていた···
砂と枯れ葉を巻き込んでグルグルと回る小さな竜巻だけを残して····