7人の乙女、7種の性格

文字数 1,193文字

【ダイアトニック学園の乙女たち(ダイアトニック・コード)】
それでは、ダイアトニック学園に集う7人の乙女たちをご紹介しましょう。
Iです。
IImです。
IIImです。
IVです。
Vです。
VImです。
VIIm-5です。
【性格(音階)】
……といっても、これだけでは何のことやらさっぱりですよね。人となりというか、キャラがわからないといけません。

そこでこのトークでは、音階に「性格」を割り当て、その組み合わせで乙女たちのキャラを表現していきます。

音階に、次のとおり性格を割り当てます。

シ ⇔ 甘え

ラ ⇔ 憂い

ソ ⇔ 直向き

ファ ⇔ 頑張り

ミ ⇔ 癒し

レ ⇔ 快活

ド ⇔ 母性

乙女たちはそれぞれ、名前のローマ数字に対応した音階の性格を、基本的な性格として採ります。そこからさらに、1つ飛ばししながら2つ性格を採ります。この3つの性格の組み合わせで、乙女たちのキャラが定まるのです。
私はIVだから、基本的な性格はファの頑張り。それと、ラの憂い、ドの母性を備えているんですね。
【学年(コードの機能)】
このトークでは、乙女たちを「学年」で区別します。次のルールで学年を決定します。

1)ミの癒しの性格を持っている ⇔ 3年生(緑のボウ) ⇔ トニック

2)シの甘えの性格を持っている ⇔ 2年生(赤のボウ) ⇔ ドミナント

3)それ以外 ⇔ 1年生(青のボウ) ⇔ サブドミナント


IIImは癒やしと甘えの両方を持っていますが、3年生として扱います。 

私はシの甘えを持っているから、2年生ですね。
【髪型(メジャー・コードとマイナー・コード)】
乙女たちの髪型は、メジャー・コード(長和音)とマイナー・コード(短和音)の違いを表しています。マイナー・コードにあたる場合は、髪のどこかを結わえています。
私はマイナー・コードだから、サイドテールにしてるんだ。
あのっ、メジャー・コードとマイナー・コードって、どこが違うんですか?
それは、図で見たほうがわかりやすいですね。この鍵盤をごらんください。実際に楽器で演奏する場合を考えるので、コードはローマ字で表しています。
基本の音階から次の音階までの鍵盤の数を数えます。白鍵だけを数えるとどちらも同じですが、黒鍵も含めて数えると、上のほうが1つ分多いことがわかります。多いほうがメジャー・コード、少ないほうがマイナー・コードです。
メジャー・コードは明るい、マイナー・コードは暗いという理解でいいのかな?
そうは思いません。あるコードが明るく聞こえるか暗く聞こえるかは、前後のコードとのつながりや、スケール(音階)との関係で決まるものだと思います。
あたしの「-5」ってなにー?
実はそれはこのトークにとって、とても重要な意味を持っているんです。だから、後でじっくりご紹介しますね。
じゃあ、今必要な説明はこれくらい?
そうですね。次のエピソードでは、性格同士の関係についてご紹介していきます!
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登場人物紹介

フェージュ

このトークの案内役。ダイアトニック学園の乙女たちを見守ったり相談に乗ったりする、妖精のような何か。

I

3年生(トニック)

誰にでも優しいお姉様。

性格:母性>癒し>直向き

IIm

1年生(サブドミナント)

Vの親友だが、密かに彼女を慕っている。

性格:快活>頑張り>憂い

IIIm

3年生(トニック)

心に甘えがあるので、お姉様になりきれない。

性格:癒し>直向き>甘え

IV

1年生(サブドミナント)

器用で世話好きだが、どこか素直でない面がある。

性格:頑張り>憂い>母性

V

2年生(ドミナント)

行動力はあるが直情的で、お姉様を求めずにはいられない。

性格:直向き>甘え>快活

VIm

3年生(トニック)

憂いを含んだ仕草で下級生をとりこにする先輩。

性格:憂い>母性>癒し

VIIm-5

2年生(ドミナント)

甘え上手だが軟弱で、いまいち影が薄い。

性格:甘え>快活>頑張り

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