スポーツとeスポーツの融合

エピソード文字数 1,304文字

さてさて、これまで体を動かすスポーツゲームは、

競技性を高めると、無酸素運動になってしまうという弱点があった。

ダンスダンスレボリューションとかな。

それはゲーセンの仕様上しょうがないよな。

一プレイに時間を掛けてしまうと客の回転率が低下してしまうしな。

うん、だから千円札を入れて一時間基本プレイが出来るみたいなスタイルが

いいんじゃないかな。

だがもっと搾取する方法はないのか?

それじゃあソシャゲやスロットのような貯金箱にならねえぞ。

ずっとウォーキングやジョギングをしていると、

ガチャを引くのに有利な特化ゾーンにランダムに突入して、

そこで任意にお金を入れてガチャを引くみたいなゲーム性ならどうだろう。

えげつねえな……。
だが、プレイヤーをウォーキング中毒にさせるにはよろしいかもな。

あとはゲームのモードに応じてスピードアップやスピードダウンボタンを

操作することで、ガチャ特化ゾーンに入りやすくなる、みたいな

ゲーム性を加えれば、より退屈せずに済むんじゃないでしょうか。

そうだね。だから基本的なゲーム性はスロットのゾーン狙い及び

ガチャのイベント狙いをルームランナーというコントローラーで

プレイするという感じになるかな。

つまり、金と時間を支払って得られる対価は、

レアカードと、思い出と健康って感じか。

いや、もう一つある。
なんだ?
集中力だ。

まあ確かに、ゲームに熱中すると、何時間も集中力が持続するよな。

でも、健康を気にするプレイヤーはおっさんだろうから、

その年齢になるとゲームをする集中力も低下してんじゃねえの?

だから安易なガチャゲーにハマるんだろうし。


射幸心を煽ると、集中力が大幅にアップするんだよ。

実際おじいちゃんおばあちゃんは朝から晩まで海物語やジャグラーを打てるだろ?

だけどよー、さすがに一日10時間も歩くのは、健康を通り越して

アスリートの領域になってそうだぜ。

そうだね。だからアスリートはレアカードを効率よく沢山ゲットして、

それを換金することで生計を立てることができれば、

理想なんだけど。

なるほど、賞金ではなくて、肉体を酷使して長時間稼働することによって、

期待値を得る訳か。

おいおい、そんなこと大っぴらにしたら、お上に潰されるぞ。

そうですよ。あくまで対価は健康ってのが建前なんですから、

金を定期的に稼げるようになると賭博になってしまいます。

そうだね。

今のはちょっと忘れてくれ。

結局の所eスポーツとスポーツを融合する目的は、

健康の増進という大義名分を得るためだ。

有酸素運動にゲーム性を付加することで、新しい産業を創出する。

まずはこれが重要だ。

さて、ちょっと話が脇道にそれそうになったが、

有酸素運動を続けると集中力が増すのは事実だ。

ドーパミンが脳を活性化させるからな。

有酸素運動を習慣化させることにより、プレイヤーは集中力を持て余すようになる。

これってもったいなくないか?

あれだろ?

どうせ有酸素運動しながら勉強すればいいじゃんみたいな

つまんねーこと言うんだろ?

SAOのキリト君も、VRMMOで勉強すればいいじゃんみたいな、

つまんないこと言ってましたね。

ぐう……。

まあ図星だ。

次のエピソードではそこらへんも少し語るとするか。

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登場人物紹介

竜 一郎(りゅう いちろう)
忍者に憧れる普通の少年。

鳴門霧也(なるときりや)
スーパー忍者であり、世界中で知名度があるスーパースターである。

氷鏡あきら(ひかがみあきら)
ちょっと毒舌で斜に構えた感じの少年。
ツッコミ気質。
怒ると関西弁になる。

祭屋紫音(まつりやしおん)
底抜けに明るく
いい意味でバカ。
ムードメーカー的存在。

クルス
忍者学校カリフォルニアロール学園の生徒。
竜たちのライバル。

カルマ
同じくカリフォルニアロール学園の生徒。
クルスの相方的存在。
100円均一ショップマニア。

ベルスタア
カリフォルニアロール学園の生徒。
真面目そうな面構えだが、本人はそう思われることを嫌がっている。

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