電車内の恋心

文字数 765文字

学校の帰り、ジュンは一人で電車に乗って帰っていた
(はあ~今日はあいつらいないからつまんね~)
(おっ、前に座ってる女の子可愛いじゃん!ラッキーこの退屈な日常にも少しはいいことあるな!)
・・・(ジ――――)
(なんかずっとこっち見られてる感じかする!!なんかよっしゃ!!)
(もしかしたら俺に一目ぼれしちゃったとか!これあり得るな~今日髪の毛ちゃんとセットしてきてよかったぜ~ありがとう神様ァッ!)
(あっ、ヤベ~目が合ってしまった~こっちが意識してんのばれたらまずい!今はこっちが意識されてる側なんだから男らしくしておこう)
(ん~でも気になるぅ~ちょっと見てみるか)
クスクスw
(控えめに笑ってるよ~可愛い~♥完全に俺あの人に意識されちゃってるよ~ごめんなタツヤ、ヒロシ俺先に彼女つくるわ~じゃなくてできちゃうわ~w)
(記念にタツヤとヒロシに今の状況をメールで送っとくか~)
タツヤとヒロシへ


今さ~知らない女子に告白せれてさ~困ってんだよな、まあ結構可愛いから付き合うことにしたけどな!

理由は一目ぼれだってよw困っちゃうよな~w


ジュン

(送信完了っとwwちょっと盛っちゃったけどwまあ今からメールの通りになるんだから関係ないかw)
(うあ!ついに近づいてきた!!!キタァァーー!!告白か!!!よし心の準備をしておこう、まあ俺は全然意識してない感じていこう)
あ、あの~さっきからずっと気になっていたんですけど~
ん?あっ俺に?どうしたの?(もうこれ完璧に告白だわ)
あの、大きな声では言いにくいことなんですけど~
うん、いいよなんでも言って(おい~じらすなよ~緊張するじゃん~♥)
じゃあ言いますけど、さっきからチャック全開ですよww
えっ、ええェェェェェェェェェェェッッーーーーーー!!!!!!!!!!
こうしてジュンの勘違い妄想の恋は儚く散っていった・・・
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登場人物紹介

タツヤ

一応主人公的なキャラ

高校受験で失敗し滑り止めで受かっていた男子校に入学するはめになってしまった。

ジュン

タツヤ、ヒロシの幼なじみ

受験に失敗しタツヤと同じ男子校に通っている



ヒロシ

タツヤ、ジュンの幼なじみ

彼も同じく受験に失敗しタツヤたちと同じ男子校に通っている

新垣先生

タツヤ達のクラスの担任の先生

年齢は25歳

クラスというか学校のオアシス的な存在

女子校の鈴木さん

電車の中でタツヤ達とあった女子校の生徒

タツヤの姉貴

趣味は女装した男を見ること

川田君

タツヤの小学生からの幼馴染で現在は共学の高校に通っており軽音部に所属している。

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