2019/02/24 17:24

文字数 1,333文字

周縁性についての覚え書きなど。
NOVEL DAYSの小説投稿エディタの不具合、僕はチャットノベルなので大丈夫だったとはいえ、なんか動きがいつもよりタイムラグがあったり、一瞬、画面がまっさらになった状態が数秒間続いてヒヤリとしたりしたのだけれども、今はNOVEL DAYSが新システムに移行してる途中なのでしばらくは不具合があるかもな、ということで、ちょっと不安になっていたりはします。チャットノベルの投稿画面も、少し変更があったし、すこしづつ動いているんだろうな、とか思ったり。それはさておき。連載(死神ちゃん)の仕込み作業をしていると、ほかの作業に移行する気持ちの切り替えが大変です。今回のお話『地下室からの~』は、なんでヘーゲルの読解の話をしているのか、場面が長く続いているので見失ってしまうかもしれません。再度ここで説明しておくと、今回のお話はジュディス・バトラーの著書『ジェンダー・トラブル』を読み解くお話です。ジェンダーを語るとき、日本の場合、「フェミ」というのは「二次元叩きだ!」と短絡的に考えがちだし、男性(これがジェンダー的な男性なのかセックスとしての男性なのかは僕にはわかりませんが)の固有(である、と勝手に思われているマニアックなフェティッシュ)の欲望に嫌悪感を抱いて、それを「気持ち悪い」と言ってしまうひとがいる、ということが起因していると思うのですが、いやー、そんなことより死ぬか生きるかのマイノリティの話をするぜ、って感じで話は進みます。僕はアニメ絵が好きだし、それは性的にも好きという意味です。そんな僕がこのお話を読み解こうと思うことそれ自体に、今回の『地下室からの~』は、意義があると僕は思っています。ジュディス・バトラーは百合的なひとですが、それをヘテロセクシャル(と、一応言っておきましょう。過去の過ちを言っても仕方ないし)な、それでいて学生時代それなりにボーイズラブ小説に親しんだ男性の僕がどう解釈してしまうのか、気になると思いませんか? ちなみに、えろげーって、女性のユーザーも多いし、ボーイズラブゲームのユーザー層と美少女ゲームのユーザー層は、一部重なっています。百合マンガは、初期はBL漫画家で女性を描ける方々を起用して雑誌を成立させていた頃があったことも、付け加えましょう。男はー、とか、女はー、とか、そういうのはある種、無効化されているのですが、全体数が少ないので、普通にしているひとから見ると奇妙に映るのかもしれないな、とは思っていますし、実際、僕自身、奇異な目で見られることが多いです。『死神は~』本文では『周縁性』の話をちょっとだけ出しましたが、周縁性、言い換えてマイノリティ、つまり少数者、であることに違いはないな、と考えてしまうわけで、この文章を書いている僕自身を片隅に考えていただけると、理解ははかどるのかもしれません(ポストモダン哲学的に『作者の死』と言われると悩みますが、それは書いてる本人が悩むことではないですw)。そんなわけで、連載はまだまだ続きます、ってことで。この文章は誰かを傷つけることがないよう、祈るばかりです。いや、自分自身を傷つけているけれども(笑)。
2019/02/24 17:24
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