一章 【新薬の実験】星崎・今岡コラボパート

エピソード文字数 2,004文字

冒険者学園──。

ここは14歳で入学が認められ、3年間で一人前の冒険者となるべく育て上げられる場所である。


そして、雑多な人種が集まっているこの部屋は、半年ほど前に入学を認められたばかりの、冒険者見習いの中でもひときわひよっこの者たちが入れられている教室である。

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あ~、やっと昼飯だな。

ナオミはなに食うんだ?

………………。
お前は魔法授業の方だったからいいけどさ。

オレはさっきまで剣の実技授業だったんで、もう腹ペコでさ…………って、どうしたんだ、なんか浮かない顔して?

……ちょっとね。さっきの授業、嫌なやつのせいで、嫌な思いをさせられただけよ。

……と、そう思っていたところに、ちょうどのその元凶が帰ってきたわ。ほら。

2019/01/24 23:45
あ、いいところに!

ちょっとあなた達、助けてくれません?

おやおや。仲良くお昼ですかぁ?

みなさん、先生の新薬の実験台――じゃなかった。テストを受けてみる気はありませんか~?

2019/01/25 00:43
ちょっ…………!

なんで私があんたなんかを助けなくちゃいけないのよ!



おいおい、仲悪いからっていきなりそれはないだろ。

ルーチェさん、なにがあったんだ?


あれ? 先生も一緒ですか?

どうしたんすか?

2019/01/26 02:08
なんでって、どうせ暇でしょう?

先生の相手をわたくしの代わりにしてほしいのですわ!

新しい惚れ薬を調合したので、テストしたいのですよ。

効果は長く続かないはずですので、飲んでみませんか? 飲みたいですよね? さあさあさあ!

2019/01/26 14:19
遠慮します!(キッパリ)
ちょっ……、おまっ……!

悩む素振りも見せずに速攻かよ!?

じゃあ、あんたが飲む?

あの先生のことだから、惚れ薬の効能がでたらめってだけの可能性もあるけど、飲んだ瞬間に中から爆発四散する可能性も捨てきれないわけだけど……、それでも飲む勇気ある?

あ、オレ、じいちゃんの遺言で惚れ薬は飲んじゃいけないって言われてるんだった!

と、いうわけで、ルーチェさん、どうぞ!

ささっ、グイッといっちゃってください!


ルーチェさんのいいとこ、見てみたい♪

それ、イッキ、イッキ、イッキ、イッキ──

それ、イッキ、イッキ、イッキ、イッキ!
2019/01/26 14:47
こうなったら、どっちが薬の実験台になるか、勝負して決めるしかありませんわね!

ハンデとして、勝負の内容はそちらで決めてもいいですわよ?

ではでは、先生は審判ですね~~♪
2019/01/26 14:59
しょうがないなぁ。

じゃあ、オレが解説役するしかないっすね。

あんた、いつか刺されるわよ……。


いいわよ!

そのケンカ、買ってあげるわ。

勝負は召喚勝負よ!

文句ないわね!

2019/01/26 15:12
(あの召喚獣を思うと、ちょっと不利ですわね。

ここは……)

そこに解説役に回って逃げようとしている人がいるようですけれど?

ここは3人が平等な勝負方法がいいと思いますわ。

もちろん、召喚勝負でもいいですけれど、それでは私の圧勝ですもの!

2019/01/26 17:55
こいつなんか生身でいいのよ、生身でっ!
えっ……、ちょっ…………、マジ?
逃げようとしたあんたが悪いのよ!


さあ、ごちゃごちゃ言ってないで、とっととおっぱじめるわよ!

出でよ、ゴン!!

………………。

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ゴン?

おーい、ゴン?

どうしたの?(焦)


2019/01/27 11:48
(あら?

これはチャンスなのでは……?)

せっかく忠告してあげたというのに。

そんなに召喚勝負がしたいのなら、してあげますわ!!

勝利と栄光の煌めきが、今混じりて扉を開く! 具現せよ新たなる時代の象徴!!


――ラティエ!!

なにその詠唱。だっさー
なっ……徹夜で考えたのに!

っていうか! なぜ普通に歩いて後ろからやってくるんですの!!

2019/01/27 14:16

ガラガラガラッ。

ピシャッ!


スタスタスタ。

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おう、なんぞ呼びもしたか?

今しがた、中食(ちゅうじき)を取っておったところでごわしてな。

いやぁ、よう食いもしたわ。


あんたねぇ……。

なんで召喚獣が出っぱなしなのよ!


あっちもそうだけど、あんたの場合、

勝手に一人でランチとかフリーダムにもほどがあるでしょ!


そげなこつ、おいに言われもしても、しょうがなか。

昔から腹が減っては戦ばできんと言いもんそ。

で、何用でごわしょう?

なんか召喚獣対決とかするらしいですよ。

それで呼んでたみたいです。

2019/01/27 14:28
あー、お腹すいたなぁ
それでしたら、私の実験に協力してくれたら、お菓子をたくさんあげますよ
ほんと?

じゃあ先生の部屋行こ行こ!

えっ……? どこに行く気ですの!?

ちょっ……ええっ!?

………………。
2019/01/27 15:34
…………まぁ、その、結果オーライじゃない?(震え声)

そうじゃな、こいでよか。

女首(おなごくび)ば手柄にならんち、戦うは詮無か。


二人とも……、それ、あまりフォローになってないからね?

(じゃあ、どう声かけろって言うのよ!)


あ~、そういえば、今日は昼の授業ないんだったわね。

じゃあ、そろそろ私たちは寮の方に戻るから、あんたももう戻りなさいよね?

言うやいなや、居た堪れない空気から逃げるように去っていったナオミ。

そしてそれを追うレオとゴン。

後に残されたのは、放心したルーチェの姿…………。


しかし、これはあくまで彼らの日常。

ありふれた光景の一つであった。

2019/01/28 00:00

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登場人物紹介

ナオミ=クロフォード(今岡パート)


召喚士見習いの1年生。

魔法の成績は、本人曰く「中の上」ということだが、実際のところは「中の中」。

よくもなく悪くもない、典型的な凡人である。

レオナルド=マイルズ(今岡パート)


剣士見習いの1年生。

魔法はからっきしだが、剣の腕はピカイチ。

脳筋っぽく思われがちだが、野卑というほどでもなく、周囲からの人望もそこそこある。

魔法以外弱点ないんじゃないか、こいつ?

ゴン(今岡パート)


ナオミの召喚獣。

ゴンという呼び名はナオミが呼ぶあだ名のようなもので、本人は気に入っていない。

ロイ=マッチョメン(今岡パート)


冒険者学園の学園長。

元冒険者で、むきむきマッチョな肉体は老いてなお健在。

キャラアイコンの下は、「ストⅡのザ●ギエフ」「鋼錬のアー●ストロング」「DBの全盛期・亀仙●」の肉体が付いていると想像すればいい。

学園長を名乗るぐらいなので、魔法にも長けていると思われるが……、その真偽は謎。

というのも、大抵は「魔法(物理)」でかたをつけるからである。

むろんその威力は計り知れない。

カレン=ティーハーフ(今岡パート)


風魔法の使い手で、冒険者学園の飛行訓練担当教師。

一応講師なのですべての魔法は一通り使えるが、とりわけ風魔法が得意。

むしろ風魔法だけなら、現役でもトップクラス。

ただ、極度の対人恐怖症なので、常にお面をかぶっている。


いや、人前に出るのが苦手なら、なんで講師になった?

あ、お面さえあれば、大丈夫だそうですよ。

セリナ=ティーハーフ(今岡パート)


魔法使い見習いの1年生。

名前からわかるとおり、カレン先生の妹である。

姉とは真反対で社交性が高く、周囲に打ち解けるのが早い。

血筋なのか、風魔法の上達速度はピカイチ。

しかし適正とは裏腹に、本人は火魔法をメインにしたいとのこと。

目標は「今のはメ●ゾーマではない、●ラだ」とドヤ顔で言うこと。

ゴリラ(今岡パート)


ウッホウッホ、ウホウホウッホ。

(冒険者学園の剣術講師)


ウホホウホホ、ウッホウッホウッホホ。

(アイコンのせいでオークに見えるが、現役のゴリラである)


ウッホウホホウ、ウッホウ?

(っていうか、現役のゴリラってなんだ?)

ルーチェ=ローズブラウニー(星崎パート)


騎士の一家ローズブラウニー家の3女。騎士である姉と兄がいる。

しかしルーチェは救うべき民を蔑ろにし、貴族であり騎士である自分たちの誇りばかり優先する一族のやり方に反発し、人々を救うための冒険者を目指し、学校に入った。

貴族故に豊富な魔力を持つが、コントロールが苦手。家族からは落ちこぼれ扱いをされている。そんな環境も、彼女が冒険者を志した理由になっている。

幼い頃に剣を叩き込まれ、剣士としての素質を持つが、召喚士見習いである。


得意:剣術

苦手:魔法

好き:甘い物


「私は立派な冒険者になって、困っている人や差別されている人たちを助けるのですわ!」


ラティエ(星崎パート)


ルーチェの召喚獣。見た目は少女で、本人は優秀な精霊を名乗っているが、重度の怠け者。

ルーチェの豊富な魔力にひかれて、やってきた。マイペースで、基本的に言うことを聞かない。


得意:どこでも眠れる

苦手:起きていること

好き:寝ること


「え~、めんどぃ」「ラティエ、お腹空いたぁ」

ニャーシィ=ドルッチェ(星崎パート)


27歳、未婚、彼氏いない歴=年齢。

魔法薬学の先生。なぜか呪術と恋愛に関する魔法に詳しい。未婚なことから、成功率はよろしくないらしい?


「うふふふ。今日は意中の相手を奪う魔法薬を調合しましょうねぇ~~」

キル=ブラッディロード(星崎パート)


元魔王軍の幹部。魔王が倒されたことで、人間側に寝返った。彼が教鞭をとることに反対する者もいるが、人間とモンスターのハーフである点と、強力な魔法の使い手である彼から学べることも多いという点から、学園長が採用した。

魔法戦闘学の教師。


得意:もやし魔法

好き:もやし

趣味:もやし育成


「もやしの持つアスパラギン酸は疲労回復やスタミナをつける効果がある。強くなりたければもやしを食え!」

希望ミライ(星崎パート)


剣士見習い。なにかの手違いで異世界に飛ばされた剣道部。ここはゲームの世界で、自分が主人公の物語だと思っている。主人公にはライバルが必要という理由から、勝手にレオナルドをライバル視している。


得意:剣

好き:自分


「これはアバターってやつね。なんでも出来るのなら、今日から私は超美少女魔法剣士よ!」

ウィル=ラガマフィン(星崎パート)


白竜に乗った魔法オシャレ学の先生。

18歳にして教員となった。冒険者だって、可愛く・かっこよくなくてはならない。そんな考えから魔法オシャレ学を提案した。さまざまなコーデを作る魔法の授業である。

女性にモテる王子様系の女性。


得意:装飾魔法

苦手:辛いもの

好き:おしゃれ


「さあ、ボーイズ&ガールズ諸君。僕がエスコートしてあげよう」

ブラック(星崎パート)


猫型の獣人。鍛冶屋見習いの生徒。元々剣の心得があったが、盗賊に襲われ膝に矢を受けてしまったため、剣の道を諦めた。その際キルに助けられ、キルのための剣をつくるべく鍛冶屋見習いになった。


得意:鍛冶

苦手:熱いもの

好き:キル先生


「オレの命はキル様のためにある」

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