009.失格2

文字数 670文字

タツキ

1人になりたいと言っておいてなんだが、、、

フウカは、なんで、オレと組んだんだ?

今まで誰とも組まなかった孤高の精鋭部隊の隊長待遇のフウカ様が。

お前が組織に従順って柄でもないし、ペアで仕事なんてしないと思うけど、、、

フウカ

イリカに自分で説明してみろ。なぜ、追い詰めた超能力者を殺せなかったか、、、

イリカの記憶操作はしないからな。

ちなみにお前の面倒を見るのは、エライ人の勅命でな。

あ〜今日の報告書、マジヤバいわ。やれやれ。

んじゃ!

タツキ

あ、、、

《夜にイリカちゃんに電話とか迷惑かなぁ》

イリカのケータイ

はい?タツキ君?

今日はお疲れ様。

今日あったこと誰にも話さないよ!

だから、心配しないで…

タツキ

オレ、、、相手が超能力者だろうがなかろうが、やり合う事が出来ないんだ。

今日は、イリカちゃんを守らなきゃいけなかったのに、ごめん。

せっかく身を呈してまで、相手の隙を作ってくれたのに、、、どんな顔して会えばいいか分からない。

だから、当分、仲良くしない方が、、、

イリカ

気にしてないから、一緒に登校しよう!

それでね、急きょだけど明日のお弁当作るからさ、一緒に食べてくれる?

タツキ

イリカちゃん、ありがとう(涙)

フウカ

そうやって、絆を深めると大切な人を失うことが弱みになると気づかねーのか、バカが。

さて報告書。近くにいた女子の手助けがあって、私が殺したでいいか。まったく、、、

タツキ

《なんだかんだ言っても、フウカはオレの甘さも弱さも理解しつつ、恋愛OKにしてくれるんだよなぁ〜》

フウカ

してねーし!!!!

イリカは単純にターゲットを帯び寄せる鍵ってだけだし。ふんっ

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