口愛奉仕! 少女の蜜舌は悪の肉棒に服従する!

文字数 1,559文字

(ドキドキする……だ、駄目っ! 何を考えているの! これは違うの!)
……だから、

ハルカは帰りを待つ恋人の名を心の中で呟いた。
(ゆ、許して……ナオト)
そして、ゾギーマのその部分に触れ……愛しい赤子に頬擦りするようにその顔を押しつけた。

そのまま手を這わせ、熱い脈動を確かめるようにゆっくりと隆起の輪郭をなぞり、先端から根元へと指を滑らせていく。

肉棒、そして睾丸まで。慈しむような手つきで。
フフフ、なかなか良いぞ。あの男にもそうしているのか?
(違う……。ナオトとはまだ──)
恋人といっても、身体の関係はなかった。

何故なら、告白されたのは最終決戦に挑むその直前だったのだから。
(こうなるとわかっていたはずなのに、どうしてあのとき、私は何も……)
(せめて、キスだけでも──)
だが、それももはや叶わぬ望み。

ハルカの唇の処女を捧げる相手は……。
あ、ああ……どうしてこんな……
睫毛を震わせ目を閉じ、敵のチンポにそっと唇の純潔を押しつける。
はぁう……っ!?
一瞬くらっと眩暈がするほどの生臭い匂いが鼻腔をツーンと刺激した。

今まで一度も嗅いだことのないオスの匂いに、ハルカの牝の本能がざわつかされる。そして、生まれて初めて直に触れ、目にする勃起肉の迫力に、たじろぎ、身を引く。

そそり立つその肉の塊は腕ほどもある凶悪な剛棒だった。
(凄い……お、大きすぎる……奉仕なんてどうやってすればいいの!)
ご自慢の愛とやらはその程度か?
見透かすかのようなゾギーマの嘲笑。

負けてはいられない。
クッ…う…ううっ…
(ごめんなさいっ、ナオト! 私……あなた以外の相手にこんな…ううっ)
勇気を奮い起こして舌を突き出す。

亀頭に舌を押しつけ、そのあまりの巨大さに戸惑いつつも鈴口を吸う。肉先に滲み出ている汁液が苦い。
いつまでそうしているつもりだ?
ゾギーマが次を促す。

だが、それをするためには目いっぱいまで顎を開かねばならなかった。

可憐な唇が亀頭に沿って大きく丸く開かれていく。
(ああっ……お口……犯されて……)
じゅぷっ……ごぷうっ!

健気に、それが人類を救うためだと信じて少女は人生最初のフェラチオを捧げた。

自分の唾液を優しく舌で伸ばしながら少しずつ、やっとの思いで口腔深くへとペニスを導く。
フッ、美味そうに頬張るものだな……。
(美味しいわけ、ないでしょう!)
舌腹に広がる肉の酸味は吐き出したくなるほど気持ち悪かった。

しかし、それを口にするわけにはいかない。
はい……ふぉても、おいひいれす……。
強張った笑顔で裏筋を舌先でくすぐりながら、肉棒を横笛にして睾丸まで。
口の中で洗うようにしゃぶれ。指も使って愛撫しながらな。
(う、ううっ……そんなことまで……)
だが、従うしかない。

袋を吸ってちゅるりと呑み込む。

すると、ゾギーマの口からわずかに呻きが漏れた。
ぐむっ……!!
(効いている……!)
望まぬ行為の中に見出した希望の証に励まされ、ハルカの舌の動きに熱がこもった。ときにすぼめ、ときに広げて睾丸と肉棒への口愛撫を往復させる。

やがてそれは、身体全体を使っての、リズミカルなものへと変わっていった。
んちゅっ…ずちゅっ! れるっ、れるれるっ……ちゅぱ……じゅじゅっ……
そして、改変されたハルカの思考回路もまた、より一層深みへと精神浸食を進行させ、彼女の股間にはいつしか溢れ出た蜜の染みが広がりつつあった。
オチンポ、素敵です……とっても大きくて、逞しくて……ハルカのお口を犯してとろけさせるの。もっと、捧げさせてくださいませ。これ、大好き……。ゾギーマ様をお慰めできて光栄です。
それは敵を欺くための、本心ではないはずの言葉。

だが、正義への献身はすり替えられ、今、彼女を淫欲の虜囚へと変貌させようとしていた。

そう、彼女自身に気づかれぬまま――その姿が衆目に晒されていることと同じように。
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登場人物紹介

ハルカ
孤児院「ジャスティスホーム」でボランティアをしている心優しい女子高生。
ジャスティスパッション ハルカに変身して人類の為に戦う。その力の源は「正義」「情熱」「愛」という正の精神エネルギー。

ゾギーマ
人類を侵略する「ネガティブ・スピリッツ」の王。
「妬み」「憎しみ」「傲慢」などの負の精神による生命体。

ナオト
ハルカの恋人。「ジャスティスホーム」の留守を預かる。

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