(三)
文字数 281文字
翌日の昼休み、私は下赤塚フジオのちょっかいを、現代文の教科書の背表紙を彼の顔面に叩きつけることで振り払って、二組の教室へと向かった。それはもちろんコウジ君がこっそりと想っている相手の柳瀬川ワカバの存在を確認し、情報収集するためだ。
五組の教室から廊下に出たところで、クラスメートのギャル三人組に声をかけられた。
この三人は、一番背が高く明るい茶髪のロングへアーで大人っぽいリーダー格の上板橋クミン、背は低めで少しぽっちゃりめで、日サロに通いで日に焼けている中板橋トミン、そして黒髪だがスカート丈が短く、性格もちょっときつめな下板橋アミンの三人組だった。
(続く)
五組の教室から廊下に出たところで、クラスメートのギャル三人組に声をかけられた。
この三人は、一番背が高く明るい茶髪のロングへアーで大人っぽいリーダー格の上板橋クミン、背は低めで少しぽっちゃりめで、日サロに通いで日に焼けている中板橋トミン、そして黒髪だがスカート丈が短く、性格もちょっときつめな下板橋アミンの三人組だった。
(続く)