第25話 先輩のやりたいこと工程表①~ファーストキス~
文字数 3,543文字
「今日はキスまではいくから」
先輩は蓬莱橋で最初に宣言した。
「オヤジ、今日は出張で泊まりなんだ。昼飯食ったら俺んち行こう」
私が返事に困っていると、
「最初に言っておいた方が驚かなくてすむだろ?」
そういう問題?
「もうそろそろ免疫ついてきたはずだから大丈夫だって、俺に任せておけって」
なにを根拠に?
先輩とは土曜日にたんぽぽ食堂でお昼ご飯を食べたあと、そのまま食堂で一緒に少し勉強して、別れ際におでこにキスするという健全なデートが2週続いて安心していた時だった。
せっかくの鶏の照り焼きと石狩鍋の味がよくわからない。
さすがの先輩も余裕ある振りしながら、少しギクシャク。お皿をガチャガチャさせている。
私ももちろん、下を向いてこれ以上なくギクシャクしている。
オープンキャンパスのときを思い出す。
「あら、僕ちゃん、今日は静かね」
「姫、これからなにかイベントがあるのかな?」
大家さんと事務局長さんの容赦ないツッコミを聞こえないふり。
先輩はもうとっくに食べ終えている。私もとうとう食べ終えてしまった。
「行くぞ。ごちそうさまでした」
村瀬さんが私を心配そうに見上げたので、
「村瀬さん、じゃ、また今度」
「うん。気をつけてね」
私達は食堂を後にした。
「真奈は薄着だな」と言って、先輩は歩きながら自分のマフラーを私に巻いてくれた。これは先輩のデートのときやりたいことの一つらしいけれど、正直暖かく嬉しい。
明日は先輩の誕生日。あらかじめ先輩から
「真奈の家、大変なんだろ。プレゼントとか絶対いらねえからな。気遣うなよ」
と言われていた。
バイト代はあるけれど、正直、先輩がなにを欲しいのか検討つかなかったのでホッとした。
道路を渡って種原病院を北に行き、大きな道路に出たら右手に折れ歩道を歩いた。
少し先に工場の広い敷地が見える。工場の手前で信号を渡り、北へ少し歩くと3階建てのアパートが2棟見えた。
「社宅なんだよね」
「そう。俺なりに掃除はした。誰にも会わないようにサッと入ってね」
「何階なの」
「1階の角部屋。ダメだ緊張してきた。おまえ、いや、真奈は平気そうだな」
「平気じゃないよ!」
「ごめんごめん」
「やめてって言ったらすぐやめてね」
「……あぁ、うん、まあ、そうだな、うん」
先輩の返答に多少不安を感じながらも、あっという間にアパートに着いてしまった。
「早くっ」先輩に急かされてドアの中に滑り込んだ。
先輩のペースにまんまと乗せられている。
思っていたより物が少なくさっぱりとした玄関とリビング。
靴を脱ぎ部屋にあがり、先輩が暖房のスイッチを入れた。先輩が緑のチェック柄のフリースの膝掛けを渡しながら、
「すぐ暖かくなるから。ソファーに座ってて」
リビングのテーブルに真っ赤な花の鉢植えがあった。クリスマスシーズンになるとよく見る植物だ。
「先輩、この花なんていう名前だっけ?」
「ポインセチアだよ。道の駅で買ったんだ」
そう言いながら先輩はキッチンへ行き、ビニール袋を持ってきた。
「あとこれ、甘酒も一緒に買ったんだ。試飲したら美味くてさ。好き?」
「飲んだことない。お酒なの?」
「アルコールは無いよ。温まるよ。めちゃくちゃ甘いけど」
「飲んでみたい」
「待ってろ、温めるから」
「うん」
先輩が大きな白いマグカップに熱々の甘酒を入れて持ってきてくれた。
「このカップ新品だから」
先輩色々準備してくれていたんだ。ゆっくり冷ましながら一口。
「あ、凄く甘い!」
「予想よりも甘かっただろ」
「うん、温まる、初めて飲んだけど美味しい」
私は温かいうちに甘酒を飲み干した。
やっぱり先輩といると楽しいな。
先輩が私のためにポインセチアを飾ってくれたりマグカップを用意してくれたり、大切にされているのが伝わってくる。
やっぱり私、先輩のこと好きだな。なんか、温まったら頭がぼうっとしてきた。
「先輩、なるべく、今日は先輩の希望に添えるよう、努めます」
「真奈、酔っているのか? 真っ赤だぞ。ノンアルコールのはずなのに」
先輩は驚いたあと、ちょっと遠い目をして、
「初対面のときみたいだな。『部長を悲しませないよう努めます』ってさ」
そんなこともあったなぁと、目がとろんとしてくる。
「じゃあ、遠慮無く」
先輩は立ち上がると、隣に座った。
肩に手を回し、そっと唇を合わせてきた。
そして離れて見つめ合って、また唇を合わせた。すごく柔らかい唇。
「……先輩、本当はアルコール入っているんじゃない? フワフワする」
私はキスと甘酒でのぼせてしまった。
「人聞きの悪いこと言うなよ! 店の人アルコール無いって言ってたし、ラベル持ってくるから」
先輩は勢いよくキッチンに行ったものの、急に「ごめーん……」と。
「アルコール少し入っていた。でもほぼゼロみたいなもんだよ」
「ほらぁ……もう、先輩は」
「確認しないで悪かったよ。少し横になれ」
私はクッションを枕にして、クタッとソファーに横になった。
新しそうなクッション。先輩がフリースを掛けてくれた。
「クッションとフリース、新しいね。ふわふわ。マグカップとポインセチアもだけど、準備してくれたの? 」
「小遣いとヘソクリがあるんだ。オヤジから食費渡されるんだけど、毎月節約してさ」
「やっぱり先輩は偉いな……」
私はそのまま目を閉じた。先輩は、そのあとボソボソ呟きながら、
「真奈は甘酒でこんなになっちゃうんじゃ、今後アルコールは禁止な。危ないよ」
「すげーチャンスなのに……これじゃかえって襲えねえ」
「こういうところ、妹なんだよなぁ」
私の髪と背中を撫でていた。
私は不意に目が覚めた。時計を見ると4時11分。
「起きた?」
先輩は近くで動画を見ていた。
トイレを借りてから鏡で顔を見た。髪がボサボサ。
先輩の家でいきなり寝ちゃうなんて。
酔いは醒めたけど、恥ずかしさで頬が火照る。
戻ると先輩がオレンジジュースを出してくれた。
「ありがとう」
「もう気分は大丈夫か?」
「うん」
先輩はいたずらっぽく笑って、
「キス……したのは覚えている?」
「なんとなく」
「なんとなくかよ! じゃあ仕切り直し」
「え?」
慌てた私は、逃げようと背中を向けた。
先輩はふざけながら「待て、逃げるな」と背中に抱きついてきた。
私が焦ってソファーにしがみついたら、背後で先輩は「ヤベ」と一言漏らした。
先輩は私をソファーの上に仰向けに倒すと、覆いかぶさるようにキスした。
さっきのキスとは違う。
私の結んだ唇に舌を差し込んできた。腕を押さえられ怖くて声が出ない。
先輩のズボンの前が膨らんでいる。先輩は顔を離して、
「怖い?」
私は頷いた。
「ああ、もう、全然妹じゃねえや、すげー好き」
先輩の右手は既に私の胸の上にある。そして左胸に顔をうずめた。先輩の息づかいが荒い。
先輩がセーターの上から胸を揉み出した。
「先輩ダメだよ」
と言っても全然聞いてくれない。
先輩は「可愛い」と言い、だんだん力が強くなっていったので、「痛い」と小声で伝えると、
「あっそうだった、ごめんな」
とフッと力を抜き、今度はスカートの中に手を入れてきた。
「やめて」震える声でやっと伝えたが、先輩はそのまま指を下着の上からなぞる。力が入らない。
「やめてって言っているのに」
私の涙声にやっと先輩は気がついて、指を離した。
「ごめん。あんまり可愛いから」
私は涙をぬぐって体勢を整え、ソファーの上で膝を抱えた。
「俺は諦めないぜ、俺で嫌な記憶の上書きをすればいいじゃん」
「諦めない?」
「真奈の処女は俺が絶対もらうから。ベソかいている真奈も可愛いな」
頭をポンポンした。
「そ、そんなはっきり、そういうこと言う?」
「じゃ、なんて言えばいいんだよ、どうしてくれるんだよ、これ」
先輩は、膨らんだズボンの股間を指さした。
「知らない」私は顔をそむけた。
ちょっと間を置いて先輩は神妙な声で、
「……嫌、だった?」
「いきなりだったから、驚いたっていうか……先輩って力強いし、体も大きくて怖かったし」
「ああ、真奈って細いよな。でも意外に胸あるんだな。もっとゆっくり優しくするよ、そうすれば大丈夫かな?」
「え?」
「今晩泊まっていけよ」
「いきなりそれじゃ、私、軽い女の子みたいじゃない」
「軽くないだろおまえ、重いだろ色々と。……言っとくけど、真奈に対処できるのは俺ぐらいだからな。着替えとか歯ブラシ取って来いよ。俺その間、鍋でも作って待っているから」
先輩の仕切りが炸裂。
どんどん先輩のペースに巻き込まれる。
でも確かに先輩といると、他の誰よりも楽しいことは確かだし、初めては先輩がいい。
「じゃあ、もし途中でも、やめてって言ったらやめてね、約束だよ」
「わかっているよ、今だってちゃんとやめただろ?」
その晩先輩は、やめてと言ってもやめてくれなかった。
先輩は蓬莱橋で最初に宣言した。
「オヤジ、今日は出張で泊まりなんだ。昼飯食ったら俺んち行こう」
私が返事に困っていると、
「最初に言っておいた方が驚かなくてすむだろ?」
そういう問題?
「もうそろそろ免疫ついてきたはずだから大丈夫だって、俺に任せておけって」
なにを根拠に?
先輩とは土曜日にたんぽぽ食堂でお昼ご飯を食べたあと、そのまま食堂で一緒に少し勉強して、別れ際におでこにキスするという健全なデートが2週続いて安心していた時だった。
せっかくの鶏の照り焼きと石狩鍋の味がよくわからない。
さすがの先輩も余裕ある振りしながら、少しギクシャク。お皿をガチャガチャさせている。
私ももちろん、下を向いてこれ以上なくギクシャクしている。
オープンキャンパスのときを思い出す。
「あら、僕ちゃん、今日は静かね」
「姫、これからなにかイベントがあるのかな?」
大家さんと事務局長さんの容赦ないツッコミを聞こえないふり。
先輩はもうとっくに食べ終えている。私もとうとう食べ終えてしまった。
「行くぞ。ごちそうさまでした」
村瀬さんが私を心配そうに見上げたので、
「村瀬さん、じゃ、また今度」
「うん。気をつけてね」
私達は食堂を後にした。
「真奈は薄着だな」と言って、先輩は歩きながら自分のマフラーを私に巻いてくれた。これは先輩のデートのときやりたいことの一つらしいけれど、正直暖かく嬉しい。
明日は先輩の誕生日。あらかじめ先輩から
「真奈の家、大変なんだろ。プレゼントとか絶対いらねえからな。気遣うなよ」
と言われていた。
バイト代はあるけれど、正直、先輩がなにを欲しいのか検討つかなかったのでホッとした。
道路を渡って種原病院を北に行き、大きな道路に出たら右手に折れ歩道を歩いた。
少し先に工場の広い敷地が見える。工場の手前で信号を渡り、北へ少し歩くと3階建てのアパートが2棟見えた。
「社宅なんだよね」
「そう。俺なりに掃除はした。誰にも会わないようにサッと入ってね」
「何階なの」
「1階の角部屋。ダメだ緊張してきた。おまえ、いや、真奈は平気そうだな」
「平気じゃないよ!」
「ごめんごめん」
「やめてって言ったらすぐやめてね」
「……あぁ、うん、まあ、そうだな、うん」
先輩の返答に多少不安を感じながらも、あっという間にアパートに着いてしまった。
「早くっ」先輩に急かされてドアの中に滑り込んだ。
先輩のペースにまんまと乗せられている。
思っていたより物が少なくさっぱりとした玄関とリビング。
靴を脱ぎ部屋にあがり、先輩が暖房のスイッチを入れた。先輩が緑のチェック柄のフリースの膝掛けを渡しながら、
「すぐ暖かくなるから。ソファーに座ってて」
リビングのテーブルに真っ赤な花の鉢植えがあった。クリスマスシーズンになるとよく見る植物だ。
「先輩、この花なんていう名前だっけ?」
「ポインセチアだよ。道の駅で買ったんだ」
そう言いながら先輩はキッチンへ行き、ビニール袋を持ってきた。
「あとこれ、甘酒も一緒に買ったんだ。試飲したら美味くてさ。好き?」
「飲んだことない。お酒なの?」
「アルコールは無いよ。温まるよ。めちゃくちゃ甘いけど」
「飲んでみたい」
「待ってろ、温めるから」
「うん」
先輩が大きな白いマグカップに熱々の甘酒を入れて持ってきてくれた。
「このカップ新品だから」
先輩色々準備してくれていたんだ。ゆっくり冷ましながら一口。
「あ、凄く甘い!」
「予想よりも甘かっただろ」
「うん、温まる、初めて飲んだけど美味しい」
私は温かいうちに甘酒を飲み干した。
やっぱり先輩といると楽しいな。
先輩が私のためにポインセチアを飾ってくれたりマグカップを用意してくれたり、大切にされているのが伝わってくる。
やっぱり私、先輩のこと好きだな。なんか、温まったら頭がぼうっとしてきた。
「先輩、なるべく、今日は先輩の希望に添えるよう、努めます」
「真奈、酔っているのか? 真っ赤だぞ。ノンアルコールのはずなのに」
先輩は驚いたあと、ちょっと遠い目をして、
「初対面のときみたいだな。『部長を悲しませないよう努めます』ってさ」
そんなこともあったなぁと、目がとろんとしてくる。
「じゃあ、遠慮無く」
先輩は立ち上がると、隣に座った。
肩に手を回し、そっと唇を合わせてきた。
そして離れて見つめ合って、また唇を合わせた。すごく柔らかい唇。
「……先輩、本当はアルコール入っているんじゃない? フワフワする」
私はキスと甘酒でのぼせてしまった。
「人聞きの悪いこと言うなよ! 店の人アルコール無いって言ってたし、ラベル持ってくるから」
先輩は勢いよくキッチンに行ったものの、急に「ごめーん……」と。
「アルコール少し入っていた。でもほぼゼロみたいなもんだよ」
「ほらぁ……もう、先輩は」
「確認しないで悪かったよ。少し横になれ」
私はクッションを枕にして、クタッとソファーに横になった。
新しそうなクッション。先輩がフリースを掛けてくれた。
「クッションとフリース、新しいね。ふわふわ。マグカップとポインセチアもだけど、準備してくれたの? 」
「小遣いとヘソクリがあるんだ。オヤジから食費渡されるんだけど、毎月節約してさ」
「やっぱり先輩は偉いな……」
私はそのまま目を閉じた。先輩は、そのあとボソボソ呟きながら、
「真奈は甘酒でこんなになっちゃうんじゃ、今後アルコールは禁止な。危ないよ」
「すげーチャンスなのに……これじゃかえって襲えねえ」
「こういうところ、妹なんだよなぁ」
私の髪と背中を撫でていた。
私は不意に目が覚めた。時計を見ると4時11分。
「起きた?」
先輩は近くで動画を見ていた。
トイレを借りてから鏡で顔を見た。髪がボサボサ。
先輩の家でいきなり寝ちゃうなんて。
酔いは醒めたけど、恥ずかしさで頬が火照る。
戻ると先輩がオレンジジュースを出してくれた。
「ありがとう」
「もう気分は大丈夫か?」
「うん」
先輩はいたずらっぽく笑って、
「キス……したのは覚えている?」
「なんとなく」
「なんとなくかよ! じゃあ仕切り直し」
「え?」
慌てた私は、逃げようと背中を向けた。
先輩はふざけながら「待て、逃げるな」と背中に抱きついてきた。
私が焦ってソファーにしがみついたら、背後で先輩は「ヤベ」と一言漏らした。
先輩は私をソファーの上に仰向けに倒すと、覆いかぶさるようにキスした。
さっきのキスとは違う。
私の結んだ唇に舌を差し込んできた。腕を押さえられ怖くて声が出ない。
先輩のズボンの前が膨らんでいる。先輩は顔を離して、
「怖い?」
私は頷いた。
「ああ、もう、全然妹じゃねえや、すげー好き」
先輩の右手は既に私の胸の上にある。そして左胸に顔をうずめた。先輩の息づかいが荒い。
先輩がセーターの上から胸を揉み出した。
「先輩ダメだよ」
と言っても全然聞いてくれない。
先輩は「可愛い」と言い、だんだん力が強くなっていったので、「痛い」と小声で伝えると、
「あっそうだった、ごめんな」
とフッと力を抜き、今度はスカートの中に手を入れてきた。
「やめて」震える声でやっと伝えたが、先輩はそのまま指を下着の上からなぞる。力が入らない。
「やめてって言っているのに」
私の涙声にやっと先輩は気がついて、指を離した。
「ごめん。あんまり可愛いから」
私は涙をぬぐって体勢を整え、ソファーの上で膝を抱えた。
「俺は諦めないぜ、俺で嫌な記憶の上書きをすればいいじゃん」
「諦めない?」
「真奈の処女は俺が絶対もらうから。ベソかいている真奈も可愛いな」
頭をポンポンした。
「そ、そんなはっきり、そういうこと言う?」
「じゃ、なんて言えばいいんだよ、どうしてくれるんだよ、これ」
先輩は、膨らんだズボンの股間を指さした。
「知らない」私は顔をそむけた。
ちょっと間を置いて先輩は神妙な声で、
「……嫌、だった?」
「いきなりだったから、驚いたっていうか……先輩って力強いし、体も大きくて怖かったし」
「ああ、真奈って細いよな。でも意外に胸あるんだな。もっとゆっくり優しくするよ、そうすれば大丈夫かな?」
「え?」
「今晩泊まっていけよ」
「いきなりそれじゃ、私、軽い女の子みたいじゃない」
「軽くないだろおまえ、重いだろ色々と。……言っとくけど、真奈に対処できるのは俺ぐらいだからな。着替えとか歯ブラシ取って来いよ。俺その間、鍋でも作って待っているから」
先輩の仕切りが炸裂。
どんどん先輩のペースに巻き込まれる。
でも確かに先輩といると、他の誰よりも楽しいことは確かだし、初めては先輩がいい。
「じゃあ、もし途中でも、やめてって言ったらやめてね、約束だよ」
「わかっているよ、今だってちゃんとやめただろ?」
その晩先輩は、やめてと言ってもやめてくれなかった。