魂の捕獲について
文字数 234文字
文字数 234文字
フルーレ
魔界の一角にある、森の多い地域を魔王様から与えられた転生悪魔。
獣人族の中でも身長は低く、リリムより小さくドールより大きいくらいのサイズ。下手に顔を上げると一面のぱんつなので、おちおち上を見られない。
魔界に来た直後に世話になったご近所さんに懐いている。
人間だった頃は女性だったようだが、その頃の記憶はあまりないようだ。元々忘れっぽかったのかもしれない。
モン子に名前をつけることで契約を結び、魔力を供給できるようになる。そのため、フルーレ家に在住する娘たちの名前は、ほぼ全てがフルーレから与えられたものであり、本名ではない(例外アリ)。
一度ゲートが閉ざされてから、魔力供給先の娘にバフを掛けたり念話を飛ばしたりできるようになった。
エク(デュナミス)
フルーレ家の古株お姉さん。さっぱりとした性格。
昔はアリィに対してツンデレ気味なところもあったが、最近はそうでもない。むしろ普通にデレデレ。
趣味は工作で、ちょっとした破損ならフルーレに頼らず修理できる。
好きな食べ物は白身魚のタルタルソース添え。
アリィ(プリンシパリティ)
エクと同時期にフルーレ家にやって来た古株。アルケー族らしく真面目で穏やかなようだが、ノリと勢いに任せて変なことをしたりもする。謎の実況者ごっことか。
昔はエクに対してツンだったが、心の中ではずっと慕っていた。最近はもっぱらデレデレである。
台所の主で洋食やお菓子作りが好き。最近は紅茶やハーブティにも興味があり、裏庭に小さな畑を作って植物を育てたりもしている。
変態こそ滅ぶべき世界の敵。
ティアマト(ドラゴニア)
軽く明るい性格をしたドラゴニア。少し離れた場所にある温泉郷の出身で、ドラゴニアとしては珍しく魔貴族ではない。ので、大金を見るとびっくりしたりする。
ふわふわプニプニもふもふが好き。親しい相手と合うとすぐにハグするし、低反発素材とかすぐにほおずりする。
戦闘能力は並だが、スローネ耐性だけはアホみたいに高い。
侵蝕前に酒を一杯飲むのが習慣。
ヒメギク(キョンシー)
重い荷物を持って「筋トレアルー!」とか言ってるタイプの、わりと一般的なキョンシー。賑やかで天真爛漫。
かつて家が手狭になった時、一時的に魔界全土を巡る旅をしていたため以外とハイスペック。動植物や夜営の知識を持ち合わせている。
だいたい笑顔で過ごしているため、ババ抜きがめっちゃつよい。
イザヨイ(イザナミ)
ニヴルヘイム出身、魂綴りという一族のお嬢様。趣味は和菓子作りで、手土産に持参すると中々好評なようだ。アリィと並ぶ台所の主で、和食の調理も行ったりする。
時折、真剣な顔で冗談を口にして家族を混乱に陥れる。
本当の名前は「ツバキ」。
過保護な鬼火のお供を2体連れており、紫紺と紫黒という。紫黒の方が少し口が悪い。
過保護すぎてどこにでも付いてくるので、時々投げたり錫杖でホームランしたりして遠ざけている。
エイル(オールドタイプ)
気になったものにはすぐに乗り移るドール。もはやドールと呼んでいいのかすらわからない。そのうち種族がクッションになるかもしれない。
春になると花粉をボディにため込むため、一部の家族からはあからさまに避けられて不満そうにしている。
特技は手芸。バラバラになって遊んでいる時に破いた服を修繕しているうちに巧くなったらしい。
複数セーブできるゲームなんかをフルーレとシェアしていたりする。
シャノ(ノワール)
なぜかシノビに憧れるノワール。でも最近はござるにゃとか言わない。どうやら自分の中で違和感が生まれたようだ。
屋敷裏の森にある釣り堀の常連。普通に川で魚を捕ることもある。
好きなことはドラゴニアの間に挟まること。あったかいにゃ。
暑いのも寒いのも苦手で、冬は半纏をまとってこたつに引きこもる。
フルーレ家では最も癖のない性格で、対人的にはオールラウンダー。
ロディ(ネーヴェリエル)
ヴェンティスカ大雪山の西北西で活動している軍隊に所属していた。階級は中佐。現在は退役してフルーレの使役下に入っているが、昔からの癖で中佐と呼ばれることが多い。常識人で苦労人なツッコミ担当。
直接の部下と上司からは慕われていたが、ネーヴェリエルとしては力が弱かったため、彼女の中佐の位を妬む者もいたようだ。
趣味はアイスケーキ作り。
ガーネット曰く「絶世の美脚」。
ヒナギク(フェイキョン)
魔界を旅していた頃のヒメギクと勝負して負け、何か知らないうちに弟子にされていた不憫なキョンシー。キャパに余裕ができたところで連れてこられた。
他人と距離を取ってツンツンしているが、それは自分の可愛いもの趣味を知られたくないため。彼女の衣装ダンスには鍵が掛けられている。こっそり部屋を覗けば、楽しそうにファッション誌を読みながら床でゴロゴロしている様子が見られるかもしれない。
ある侵蝕の刻、天界から落っこちてきたシルヴェを見つけて救ったため、彼女からとても懐かれている。対処に困ってはいるものの、まんざらでもない様子。
ある晩、気合いでフェイキョン化して帰ってきた。あとキョンシーなのにめちゃくちゃ走れる。
シルヴェ(アークエンジェル)
痛んだ牛乳を飲んで腹痛を起こし、あまりの痛みに気絶して天界から魔界まで真っ逆さまに落ちてきたドジッ子ようじょ。トラウマになったようで、牛乳だけはどうしても飲めないし、見かけるだけで泣き出してしまう(が、牛乳加工品は平気らしい)。
純粋真っ盛りで、冗談を真に受けるため危なっかしい。
気がついたらガーネットと仲良くなっていた。
ガーネット(ネーヴェリエル)
ロディの部下で階級は少尉。極度のドジッ子で、よく転んだり、蹴躓いて吹っ飛んだりする。怪我なく起き上がってくる辺り、すっかり転び慣れている。
とあるファッションブランドのファンで、カタログや特集誌は欠かさず購入している。最近、そのデザイナーと知り合いになり幸せのまっただ中。幸せすぎて放心状態になる。
道に迷って雪に埋まっていた自分を救助してくれたロディに恩を感じている。中佐大好き。
リムリ(リリム)
フルーレ家に派遣されていた001リリム。エクとアリィが住むことが決まり、昔からの夢だった探索屋を営むため屋敷を離れた。
良心価格で依頼を受けてしまい、資金難に陥るなど、マネジメントは苦手な模様。ある依頼の報酬として屋敷の離れの使用権を受け取り、そこを事務所に探索屋として活動中。
ドジッ子サキュバスのご令嬢「ディア」が、よく鍵を無くしては頼ってくる。
探偵と間違われるのが悩み。
アリアとディアには「リリ」と呼ばれている。
アリア(アクトリア)
リムリ探索事務所に所属するメカニック。リムリの相棒。ガラクタを分解して溶接していろんな機械を作ってしまう。どうやら、かつて仕えていた悪魔から教わった模様。
落ち着いた性格、というよりは冷めた性格。気づくと淡々と作業をしている。
ノートパソコンやタブレットを愛用している。
前の主からもらった名前を大切にしているため、フルーレ家の中では唯一、フルーレから与えられた名前以外を名乗っている存在。
リムリやディアからは「リア」と呼ばれている。
グラナーダ(ネーヴェリエル)
ロディの上司で階級は大佐。新たに昇格したものに位を譲り、愛する部下達の住む下界へやってきた。
愉快な性格をしており、話し方が普通のネーヴェリエルじゃないが、実力も普通のネーヴェリエルを遙かに超え、膨大な魔力と体力で他を圧倒する。指揮官だもの、仕方ないね。
まじめな時はちゃんと真面目です。
アメトリン(オファニム)
戦闘よりも治癒の方が得意な、生まれつきのオファニム。通称「アメリ様」。
スローネ族にしては温厚で慈愛に満ちており、戦闘となると超弩級の攻撃を叩き込んで一撃必殺を狙ってくる。曰く「一瞬で終わった方が痛くないでしょぉ?」
自己改造には乗り気ではないため、最低限の改造を施した体をマントで覆って隠している。羽はもふい。
天然物のアメトリンのペンダントを首から下げている。
知人の温厚なスローネとお茶するのが好き。
自分が通ると通行人がザザッと道を開けるのが悲しい。