三題噺のお部屋
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zenone
お願い――その言葉を聞いた途端、僕は体が動かなくなってしまった。その言葉はかつて僕の命を左右する言葉だった。だから、それを人に言われてしまったら、七海七郎に拒否する余地なんてない……!
男子の言葉は尻すぼみになった。理子さんが、彼の瞳をじっとのぞき込んだからだ。
たまに理子さんは、冬の湖のような、冷たく澄んだ目つきになる。それを正面から受けて、平気な者はいない。
帰り道もできるだけ一緒に居てください。
全く。放っておくと、どこかへ行ってしまいそうなんですから――
何やら意味ありげな会話が交わされている「琴葉理子シリーズ」は、カクヨムにて連載しております(※カクヨムへのリンクが開きます)。
リンク先は、過去に当コーナーで出題された「妖怪・夜・カレーライス」を用いた三題噺となっております。
どうか、お読みになって評価して頂けますと幸いです。
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