メダカの格好で、川の中

文字数 540文字

 クモという昆虫の捕食者側のものでも、生物の世界では、まだまだ底辺ってことなんだ。きっと、メダカもそうなんだろうな。

 メダカはだいたい群れている。まわりにたくさんいるのに2体しか選択できなかったってことは、もうじき寿命がつきるに違いない。しかし、川下に早く行ってもらいたい。もしかして、アメンボのほうが良かったのか。

 いままでのことを振り返る。もし、自分が初心者向きにシステムを作るならどう作るだろう。攻略法があるんじゃないかな。試作品といってたから、攻略本とかはまだ無いよな。

 何度か死んでれば、無敵モードになれるとか。
 お助けキャラが現れるとか。

「レベルが1000上がる毎にイベントが発生します。何がでるかは、書いてませんね。」
 お助け死神は、相変わらず役に立たない。
「無敵は閻魔様からパスワードをもらうと成れるとありますが。」
「それ、それ。それ、ちょうだい。」
「試作品には未搭載のようです。」
 やっぱり、役立たず。
「オプションでライフライン追加できます。」
 まさかあの、伝説の電話サポートのことか。
「どなたか、お知り合いからサポートを受けられます。現世でも地獄でもかまいません。」
 無理。地獄に知り合いいないし、他に誰が信用してくれるの。
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登場人物紹介

とりの ぎょくじ(玉子)

中学三年

王女の幼馴染で隣に住む

鉄道オタク

生物の雑学がある

いづみ おうめ(王女)

中学三年

玉子の幼馴染で隣に住む

ヘルパー死神

玉子の担当死神

おっちょこちょい

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