前編

文字数 820文字

えー、今回はですね、「もしも、LOVE BRAVEがホテルを経営したら」というお題のファンアンケートを採りまして、100通以上の回答の中から、作者が「いいね」と思ったものを10個選んで発表したいと思いま~す
一同、パチパチ
では、早速始めます。まず、その1。「所在地がノースベイ」
うん、それには納得。僕らの故郷だから
故郷へ錦を飾ることもできるよね
ですよね。では、その2。「ホテル名が“BRILLIANT PEARL”」
おおっ、僕らのファンクラブの名前ですね
そうなんです。ファンクラブの入会案内なんかも出したりして。でも、会員制ホテルではございません
PEARL(彼らはファンをそう呼んでいます)でなくても、来ればPEARLになりそうなホテルにしたいねぇ
そうですね。というわけで、その3。「支配人のフィル・イェーツが両手を広げてお出迎えする」
ジミー、フィルがライブでよくやる、両手を広げるポーズをしてスマイル。フィル、照れる
何かテーマパークのキャラクターみたいだ
フィル兄さんといえば、そのポーズがお約束です
フィル、実際に両手を広げるポーズをする。一同、笑う
では続いて、その4です。……ってこれ、言っていいのかしら
え、何で?
いや、これ、ちょっと…
教えてくれ。気になってしょうがない
じゃあ、言いますよ。……「階段の壁に、“階段上でのおふざけ厳禁”と書いてある」
一同、沈黙
やっぱり、言うべきじゃなかったかしら
…いや、ごく当たり前のことだよ、それ
何だか、ひどく嫌なことを思い出すよ…
……で、違反者はその場で帰らせる
スティーブン、チベットスナギツネのごときジト目で作者を見る
(軽くガクブルして)ご、ごめんなさい。次行きますね。その5…(咳払いする)「誕生日の朝、目覚めるとスズランの花束を抱えている」
おぉ…(しみじみフェース)
うわあ、それはロマンチックだ
スズランの花言葉は、「幸福の再来」なんです
へえ~。実際にそうされたらうれしいねぇ
― 後編に続きます。
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登場人物紹介

フィル・イェーツ(40)

「LOVE BRAVE」のヴォーカルで、リーダー。

20代のときは、バンドで一番のモテ外見だったらしい。

割と人懐っこい性格だが、「LOVE BRAVE」のフロントマン役。

ヒューゴ・マーロウ(40)

「LOVE BRAVE」のギタリスト。ツンツン系のキャラで、メディア出演時は一番化粧が濃い。

しかしプライベートでは恐妻家なのだとか。

ジミー・オドネル(41)

「LOVE BRAVE」のベーシストで、最年長。見た目によらず、常識人ポジション。

また、カメラとバイクを愛するアウトドア系でもある。

スティーブン・シュルツ(18)

「LOVE BRAVE」のギタリストで、一番年若い甘えん坊。バンドのリーダーであるフィルを慕っている。

実はメジャーデビュー直前に亡くなったメンバーの一人息子。

サラ・スタインベック・シュルツ(40)

スティーブンの母で、亡きティムの妻。貧しい中でも、ほぼ女手一つでスティーブンを育て上げた。また、ヴァイオリンが得意で、ロックも愛好している。

ピッパ・ニューマン(35)

ヒューゴ・マーロウとは事実婚で、彼との間に15歳のフィオナとファビアン(通称ファビ)という双子が居る。マーロウ家では一番発言力を持っているが、家族LOVE。

君影 舞美(?)

この物語の作者で、悪ノリしやすい人。

変なことを言ってLOVE BRAVEをよくイジる。

ケンゾウ・ホシノ(55)

LOVE BRAVEとは非常に付き合いが長いフォトグラファーで、日本出身。とにかく影が薄く、存在を気付かれにくい。

それでもカメラの腕は抜群で、LOVE BRAVEに信頼されている。

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