文字数 312文字



予定が近づく毎に
気分の浮き沈みが激しい
早くその日になって欲しいから
過ぎゆく日々を見送るのは
楽しみで仕方がない
あれをしようとかこれを食べようとか
あの人と過ごせるとか
その日だけの最高の景色があるとか
ごっちゃになった幸せが
怒濤の如く押し寄せる事がわかるから
でもその感動を知ってるからこそ
そのあとの反動的な焦燥感を
何日も味わうことが多分悲しい
楽しい事だけでは生きていけない
頑張らなきゃならない日もある
でもきっと疲れた身体が癒されたら
その事実でまた動けなくなってしまう
なるべく余韻を残しながら
悲しい気持ちが待ち焦がれに変わるように
見える全てを閉じ込めながら
記念品の一つ一つに刻み込もう
また次に会えるその日まで
また次に過ごせるその日まで
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み