『すこしふしぎな小松さん』
文字数 831文字
『すこしふしぎな小松さん』/大井昌和
興味のある方は、試し読みででも読んでみるといいかも?
謎の「メトセラノコラ」と広告のかかっているバスで通学中の女子高生が、『都市と星』の銀背本にどっぷり浸って読みこんでいるところ、男子に声を掛けられて、びっくりして「ダイアスパー!?」と叫んでしまう、そんなお話の漫画です。
↑ここまで、冒頭から1ページと3コマ。
わかる人にはわかりますが、わからない人にはさっぱりわからんちんですねw
もしわかるようなら、この先もきっとわかります。よくわかんないところはいろいろ想像しながら読めちゃいます。
つまりはSFにハマったSF女子のあるある話、のような、そんなかんじの漫画なのです。
が、どうなんでしょう・・・「こんなやついるわけねえよ!」って声が聞こえてきちゃうかも? (でも、私のころは学年に一人はいたかんじかなあ。さすがにブックカバーをかけずに読む度胸はありませんでしたがw)
なんとなく、施川ユウキさんの『バーナード嬢曰く。』に出てきそうな子ですねw ただこちらのほうがちょっと夢見がちで、SFに偏りまくってるかんじでしょうか。
そのほか、主人公の女子高生の名前が小松さんだったり、舞台が練馬区石神井あたりだったりなど、細かいネタはたくさん散りばめられているようです。わたしもすべてはわかりませんw 我こそはと思う方はネタを調べてみてもいいかも?w
それにしても、こんな漫画が白泉社から出ているのにびっくりです。
ここだけはだいぶん私のころとは違いますねぇw
(おまけのひとこと)本編の漫画のほかに、早川書房の編集(井出聡司さん)が書いているおすすめSFのコラムもなかなか面白いです。さすがプロっぽいチョイス!
そういえば、上で施川ユウキさんの『バーナード嬢曰く。』ってだしましたけど、この本のスペシャルサンクスに施川ユウキさんの名前がはいってましたね。本編内のどこかにでてきたのかなー?(探せてない)
Original Post:2018/09/07