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文字数 998文字

 大巨編小説 オーガスタランタニア戦記


 第一話 記憶喪失の男

 河原の近くにだらりと倒れ込んでいる記憶喪失の男が居た。この男こそ何を隠そう、この物語の主人公ファイン・オルガルドであるが、ファインはこの後、様々な出逢いと別れを繰り返しながら、一人の人間として、ひいてはアイセティア伝説の勇者として逞しく成長・覚醒を遂げ、最終的には物語の中盤以降でついに明らかとなるこの世界を滅亡へと導かんとする天変地異の根源、悪魔王バーバス(注:42話 碌でもない男たちの遺言より初登場)を討ち果たすことで、悪魔王の野望は打ち砕かれ、この世界にようやく平和が訪れるのであった。読者も各々のリアルの予定が山積みで忙しいところを考慮し、悠長に小説なぞに没頭する時間もないであろうから、とりあえず一話に大体の物語の全容を記すというこれらの配慮はひとえに作者サイドの気づかいであった。

 第二話以降~最終話まで ※要点を箇条書きで羅列
 ・道でぶつかった女僧侶と今後良い感じになる
 ・仲間の中で裏切り者が今後でるが、今はしれっとしている
 ・風景描写とかいう分かり難い機微は極力書かない(時間の無い読者には無用である)
 ・ぶっちゃけ結論だけで良い
 ・わくわくはらはら感は必要ない(読者の不安を煽るだけ)
 ・長い戦闘描写は不要。勝敗だけ記すこと
  ※四天王には仲間と力を合わせてなんとか勝ちます。
  ※仲間の一人、マウユーが四天王の内、最弱と言われている奴に一瞬で敗れ死にます。
  ※それとは別に、駆け落ちに走る奴がいる。
  ※途中の村でマウユーが生き返る。然しゾンビとして。
 ・一見、仏頂面のファインは実は猫舌
 ・村に居る糞餓鬼のせいでパーティ全体に危険が及ぶが、マウユー(ゾンビ化)の機転により危機は回避された。
 ・女僧侶が或る日、仲間の一人、マッシブ戦士アキラの口車にまんまと引っかかり浮気する
 ・良かれと思ってやったことが裏目に出ます。人への親切はほどほどに。
 ・里のお母さんの事を思い出して、深夜、涙を流すマッシブ戦士アキラ
 ・ある村に到着したが、そこに住む人々は皆、生気を失いゾンビのようになっていたが、マウユー(ゾンビ化)が仲介することによりファイン達は好待遇を受けることができた。
 ・悪魔王バーバスの部屋を盗み見た家政婦はこう発言した。「バーバス様は猫好きだ!」
 ・その他にも色々と事件が起こるっぽいが続きはウェブで



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