第14話 「情熱大陸」の矢沢永吉

文字数 436文字

 先日、テレビの「情熱大陸」に矢沢が出ていた。
 56歳にして、あの体力、あの歌声、あのツッパリである。ツッパルためのツッパリではない。
 本人の中にある、本人もコントロール不可能みたいなどうしようもない「自我」が見える。つまり、本物なのだ。

 もともとアーティストは自己顕示欲が強い。(でなきゃ、アートなんかできない)
 絵でも文でも音楽でも、形は何であれ表現をするのだ。矢沢はそういう意味でとてもストレートだし、人間として信用できる「どうしようもなさ」をもっているし、そこら辺りが魅力的だ。

 タフ。
 タフでありたいなぁ。矢沢を見て、「ちっちゃいことに拘泥したら、ちっぽけな人間になっちゃうよ」というメッセージを、勝手に受信した気になった。(でもやっぱりイイ歳の取り方してるよなぁ。大好きだ。)

「ドアを開けろ」「キス・ミー・プリーズ」「ゴールドラッシュ」あたりが家にある。
 夏の暑いさなかに、よく鉄アレイをやり、身体を鍛え、日光浴をし、汗みずくになりながら聴いていたものだった。
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