第20話「違和感」
文字数 1,323文字
-PM5時45分-
私はこの辺の地域に来た事はあまりなく、土地勘もさほど無かったが黒崎さんに暫くお世話になるなら開拓する必要があると思い、色々と歩き回ってみようと思っていた
幸い、二ツ神は都心から少し離れているため大学の知り合いに会うことも殆んど無いだろうと思っている···
まぁ···
この前、怜奈と歩夢に会ってしまったけど··
ガシッッッ
-PM7時40分-
あの後、とても安いスーパーをみつけ、色々と物色している間にすっかり暗くなっていた···
地域の開拓途中で見つけた安いスーパー、正直帰り道が分からない状態に··
その時·····
こんな知らない場所で、たまたま私の名前を知っている人が通りかかるなんて事あるのっ?!
なんて不意に思っていた時だった··
私の前に現れたのは···
な、なんだ····
歩夢かぁ···良かった···本当に··
···それにしても、何だかいつもと雰囲気が違うような気が···
何だろう···、この違和感は··
確かに今目の前にいるのは歩夢だけど、全然違う人みたいだ