部屋の外でのひと悶着
文字数 509文字
一方その頃ドアの外では……
…………暇じゃのう
まぁ、追い出されちゃいましたからね……
見てるだけでもダメだったのかのう？
それは、まぁ……
あー……いや、もしかしたら魔王様なら中にいても大丈夫だったかもしれませんね
ほぅ……ならば妾は部屋に戻るとするかの
ただ多分、後で物凄く気まずくなると思いますよ？
？ なぜじゃ？
ただ治療するだけじゃろう？
それが……その方法がですね……
ちょ！？ サユちゃ……んむっ！！
何事じゃ！？
あー……多分大丈夫だと思います
ま、まって！
わたしまだ心の準備が……！
いや、しかしこれは……
ほんとにこういう治療なんですよ
そ、そうなのか……
ちょ、サユちゃん！ どこさわっ……んむっ！？
……しかし、何やらずいぶんと変わった治療のようじゃのう
あー……いえ、これは多分彼女が暴走したみたいですね
ひゃんっ！
だ、大丈夫なのかえ？
多分実害はないと思うんですけど…………一応止めてきてもらってもいいですか？
？ それは二人の知り合いであるお主の方が適任ではないのかえ？
…………男の俺が行くと二人に殺されかねないので
ちょ、サユちゃん！ それ以上は……
な……なるほど、それは確かにのう
と、言うわけでお願いします
うむ、では止めてくるのじゃ
