第1話 お見合いの立ち合い

文字数 1,096文字

○東京都台東区蔵前、蔵前お見合いサービス
システムエンジニアの筧一郎(39)は、理工系の大学を出て以来、仕事一筋であったが、成婚率が高いと評価の蔵前お見合いサービスに生涯の伴侶を求めてやって来た。
台東区蔵前○〜○〜○、よしっここだな。

(なんだ、国技館の近くじゃないか)

リンゴーン♫
(受付嬢)蔵前お見合いサービスにようこそ。

ご予約は、されてますでしょうか。


10時から予約しています筧ですが..,

あのう、私自身お恥ずかしいことに...これまで仕事一筋でして、三次元の女性とはまともに話したことがなく、もっぱら女性といえばPC画面上の二次元オンリーだったのですが...こんな私でも大丈夫でしょうか。

全く問題ありません。お相手の女性は、すでに立ち合いの間で待っておいでになるので、さっそくどうぞ。
(全く問題ない?立ち合いの間?ん?)
受付嬢に先導されて、立ち合いの間に入る筧。
ガチャ!
よろしくお願いします。

10時から予約していました筧一郎です。

お初にお目にかかります。

行司のキム玉次郎です。

恭しく一礼する行司。
(キムさん?在日なのかな?行司って何だ?)
初めまして、金田美穂です。

23歳です。本日は、立ち合いの方宜しくお願いします。

ひがーしぃー筧ー山ー

にぃーしぃー美穂のー川ーっ

いきなり、赤貝を開陳する美穂。
ううっ、恥ずかしい。

初対面の男性にいきなり女性自身を見せるなんて...

あんたも早くして、わたしだけ恥ずかしいじゃない。

仕方なく○んこをまるだしにする筧。
ううっ、やばい。

三次元の女性とは久しぶりなので、フルボッキしてしまった。

見合って、見合って!
ううっ、超でかいっ!
綺麗なサーモンピンクだ。花弁ばんざーい!
時間ですっ!
残った、残った〜!

もう、お豆が立っちゃったじゃない!

恥ずかしいから、早く入れて!
仕方なく、美穂の花弁に巨根を挿入する筧。
いいのかな?ヨッコラセって。
あーん❤️大っきい!
ミコスリハンであっけなく、イク筧。
三次元の女性とは、免疫がないからな。
勇出し!

美穂の川〜!

ワタシの勝ちね。
(正面審判)待った!
物言いがつきました。

審議に入ります。

...審議中...
行司差し違え〜

筧山〜中出し〜!


勝利者賞を筧に渡すキム玉次郎。
筧さんっ❤️OKよっ!
ふーっ、ホントに会話要らなかった。

(ほんとにこんなんでいいんだろうか?)

なお、緊急事態宣言が出されましたので、濃厚接触の立ち合いの方は、午後8時までとさせていただきますっ。

酒類の提供は致しません。

じゃ、すみませんが豆から挽いたコーヒー下さい。

(飲まなきゃ、やってられるかい)

ワタシはホットカルピス❤️
結びの一番、水入り〜
パチパチパチパチ

(そんな馬鹿な)

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