渚の二人アゲイン:ぼくの好きな叔父さん
文字数 887文字
義(?)
院「彼に出会えたし」
義(??)
院「きみの好きな叔父さん」
義「あっ」
院「そう」
義「ぼくの好きな叔父さんね!」(二人盛りあがる)
義経に叔父さんはいっぱいいるが、彼のリスペクトしていた叔父さんと言えば。
そう、乱暴者の多い源家でもぶっちぎり1位の暴れん坊、最強勇者、
保元の乱で大活躍。新院側で戦う。劣勢の中、ひとり果敢に奮戦し、敗れる。強弓の腕を惜しまれて死罪を免じられ、腕の腱を切られて伊豆大島へ島流しになる。
そして……
そしてその後、琉球へ渡り、物の怪どもとバトルして王女をゲットし建国に力を尽くし、
ってなんでそうなる??
大島から放った矢が鎌倉の井戸に突き刺さったりする。知らんし。チートにもほどがある。
この人が出てくると、歴史がいきなり神話に接続されてしまう。意味不明に明るい風が吹いてしまうのだ。そこは義経と似ている。
前ページまでだと『保元物語』ってひどく悲劇的なイメージで書いてしまったんだけど、じつはバトルシーンはほぼほぼ
「為朝・オン・ステージ」
ですごく上がる。キレッキレの為朝がやばすぎてみんなびびって逃げまどうのだ。楽しい。
義「もしかしてこのおはなし(ダブルダブル)にも将来出てきてくれるんですか? 為朝アンクル!」(わくわく)
院「どうかなー」(にこにこ)
義「じらさないで教えてください!」
院「きみしだいかもね」
義「おれしだい??」
院「いい子にしてたら」(ウインク)
義「ええーっ?!」(身もだえ)
※
少し前(2020年)から、佐賀県上峰町の作ったWebアニメが話題になっています。
タイトルはまんま「鎮西八郎為朝」!
ショートムービーが好評で、いま全13回(予定)のロングバージョンが制作・放映中。
ショートムービーはこちら↓
https://youtu.be/cIvrSM7-ynY
この歌、めちゃめちゃ上がるので、つらいときに(笑)おすすめです。
サビの「君のため友のため 何のためと思う(=ためともぅ~)」ってところが大好き。
『ダブルダブル』もいつもこんなロッケンロールな感じで書けたらいいなあと思います。