奮闘! 屋根上の魔術師
文字数 2,436文字
あのBトレベースがどでかくデーンと半分占めちゃうモジュールだもんね。それをどう説得力つけるかは難しそう。
しかもその片方は高架駅セットの建物だけど、あれにはマトモな屋根がない。そこをどうするかも大きな課題だね。
そのアイディアは、以前ミエ君とスカイツリーに登ったことがあってのう。上から街並みを見ていて、あれはどう作ろう、これはどうディフォルメしようと考えておって、そのなかで空調機の表現は効果的であると思ったことも、生きておるのだ。
うむ、しかしあのときの風景は非常に勉強になった。レイアウトにおいてすでに何度も言っている「高低差は正義」と同じような「平行線は敵だ!」といった観察もあったし、「屋根上を制するものはNゲージレイアウトを制す!」もまた教訓に加わったのだ。
あのプランではその大空間の車両ミュージアムの両側は大きな窓……日の差し方によっては室温が上がり、空調容量が心配になる。ここまで考えるのもまた楽しいのだが。そこで造作の良い空調機を作ることで屋根上をディテールで引き締めるとともに説得力アップを図る作戦をミエ君は考えたのである!
コトブキヤのロボット系模型用コンテナ、買ってて使い道なかったのでそれを空調機ボディにしました。ガンダムパーツのラジエターを貼り付け、ファンはトミックスのEF58の動力輪とこれまたガンダムパーツのバーニアノズルを使いました。なんとかコレで空調機に見えないかなー、と思って。
さふなり。屋根上はコレで解決するにせよ、そもそもこの空調機、どうやってメンテするのかとか、メンテ通路をどうやるとか、そういう優先順位の低いことをこの期に及んでもワタクシも考えておったのだが、真の恐ろしい相手はこのとき、別にあったのだ!
というわけでまた続きますー。