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文字数 888文字
結はとにかく遅刻しないようにと全力疾走をする。
廊下には「廊下は走るな」というポスターが貼られているが、そんなの今は無視です。
とある先生のスカートがマリリンモンローの例のスカートのように捲れようとも、用務員さんのとても大切な頭のお召し物がズレようとも、自分のスカートが引っ掛かり破れ下着が見えていたとしても、そんなことは気にせず! 教室に向かうのであった。
キーンコーンカーンコーン。
結は猛ダッシュで教室の前に着き、一度ブレーキをかけ、勢いよく教室のドアをバーンと開ける。
すると、ドアの前に金色の髪の男の子が立っており、スピードが落ち切らなかった結はその男の子にジャンプハグをしてそのまま押し倒してしまう。
金色の髪の男の子はふんわりと優しい声で爽やかな笑顔をみせ、結をそっと抱きしめる。
男の子は結のスカートが破れているのに気づき、着ていたブレザーを結の肩にふわりとかける。そして結の髪に触れ、ゼロ距離まで近づき耳元で
と囁く。
結は顔を真っ赤にしながら