2-23 あいやぁ、辿りついたぞ、詩情(ポエム)全力全開【天佑、婚姻する】

文字数 621文字

 意識失い、グッタリ彼女。

 その重みこそが、心地が良くて。


 眼を覚ましたは、我が想い人。

 その名前こそが、烏丸(からすまる)
 柳生の血を引く、烏丸。
 烏丸家の母親を持つ。



 さて人生の花舞台。
 私は天佑、カトリック。

 婚約を、誤解を与えず申し込む。

 顔見るだけで、承認を知る。

 男にとって最高の色、
 赤面赤色、女の肌で。
 火照る熱情、重なる未来。



「私たちは、かの大猿王の待つ戦場へと赴かなければなりません。
 その前に、九州 長崎に婚前旅行はどうでしょうか。
 あそこは世界遺産候補になるほどの、美しい教会の数々が……」


 言葉を失う愛しい人よ
 罪悪感を抱えていても、そのくらいのこと想定済みさ



「老君が観ているんでしょ。彼とて、なんだかんだでマトモ人格でありますから
 目を逸らすべきときには逸らすし、耳を塞ぐべきときにこそ塞ぎましょう。
 そしてあの老人が抑制のできない大バカだったとしても、

 ……かまわない。私たちの愛し合う姿を、見せつけてやりましょう
 そうですね、婚前旅行じゃなくて新婚旅行というのもアリかも知れません」



 とにかくとにかく私たち、孤独なる遍歴の果て幸福な、そんな終わりに辿り着く
 幸せに、共に寄り添う大事な伴侶
 互いに互いに一人だけ、その運の良さに神様感謝、感激感動世界に満ちよ



 ……そしてこれからも、旅は続いていくのです。
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登場人物紹介

柳生烏丸(やぎゅう からすまる)


ヒロイン


柳生剣士でありながら女仙


キリスト教 正教会信徒


詳細は後日

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