第74話 魔女

文字数 1,705文字

「ブラリリ、喉が渇いた。皆に紅茶入れて。」
ブラリリが空中に現れる。
ブラリリ「承知しました。」

ルシー「次は魔女のサクラよ。サクラ!おいで。」
ハク「え!深淵の魔女サクラ!」

ポンっ!と音がしたかと思ったら、白い煙りがフワッと広がる。
煙りが消えると・・・。
そこに魔女がいた。
一目で魔女と分かる出で立ち。

三角の黒い帽子。
三角の先端部は折れ曲がり長い。
つばは大きくて波をうっている。
リボン部分にパイロットゴーグル。
横に歯車が数個。
長く大きい赤い鳥の羽根が数個ついている。

日本人の顔。
長い漆黒の髪、黒目。つぶらな瞳。
睫毛は長い。
薄く化粧。口紅は赤い。
幼い顔だが可愛い。

黒いローブ。
ローブの中に見える服はゴスロリ?
スチームパンク?。

黒を基調とした服。
腰はコルセットのように絞ってあり、
黒革のベルト数本で止めている。
胸元が大きく開いたドレス。
黒いレースが少し見える。
胸は大きめ。ノースリーブ。
右手は肘の上まである黒革のロンググローブ。
指は出ている。色とりどりの指輪を各指につけている。
左腕は肘の上まで機械仕掛け。
ロボット様な腕になってる。
スカート部分は前が超ミニの、
黒いゴスロリ風フィッシュテールスカート。
前は短く後ろにいくほど長い。
中に黒いレースが沢山見える。
膝上までのハイソックス。
黒いレースのガーターベルト。
黒革のベルトが沢山付いた膝下までの長いブーツ。
ハイヒール。尖ったら爪先。
あちこちに意味不明の機械や歯車。

黒を基調とした機械仕掛けの箒を右手に持ってる。
自転車のサドルが箒に付いてる。
蝙蝠の羽もついている。
箒の部分は赤い。炎の色。
反対側は大砲?

左手に短い杖。
龍の形。龍の口に宝玉。
足元に黒い猫。尻尾が2つ。
赤い目。

サクラ「サクラよ!宜しくね。
この子は使い魔のミサキ。
あなたがヒロトね。
日本人でしょ。異世界転移?」

デルガとは打って変わって、こう来たか。
「ヒロトだ。宜しく。
異世界転移したみたいだけど年令は若くなっている。
君も日本人のようだね。」
サクラ「そうよ。私も異世界転移ね。
そちらの吸血鬼さんも日本人で異世界転移でしょ。」

ヒナ「ヒナよ。そう。日本人で異世界転移なの。
あなたはいつ頃転移してきたの?」
サクラ「うーん。千五百年くらい前。」

ヒナ「え!千五百年?」
サクラ「そう、不老だから。」

ヒナ「年をとらないなんて羨ましい。」
サクラ「え!吸血鬼も不老よ。」
ヒナ「本当?やったー。」

「サクラには仲間になってもらいたいね。」

サクラ「お。やったー。宜しくね。
不死王とは昔からの友達。
色々助けてもらったので恩もあるんだ。
ルシーに聞いてるよ。ヒロトの眷属になりたい。
私は間道具を作ったり、錬金術が得意ね。
ゴーレムやガーゴイルの兵隊を持ってるし作れる。
ホムンクルスも作れるよ。
ホムンクルスは官僚並みに働くわ。
そして職業はダンジョンマスターよ。
深淵の樹海、妖精の集落の北に住んでるわ。
住まいは引っ越してもよくってよ。
ヒロトは可愛いから、ルシーの次の奥さんにしてくれると嬉しいな。
みなさんいいでしょ。ね。」

ヒナ「私はOKよ。」
ハク「んー。私はヒロト次第ね。」
他のみんなも頷いてる。

俺次第らしい。9人も10人も一緒だ。
賑やかでいいか。
「OKだよ。」
サクラを眷属化した。
サクラ「やったー。ステータスも倍になったわ。」

また妻達に自己紹介させた。

サクラ「ところで私にも紅茶ちょうだい。」
ブラリリ「かしこまりました。」
サクラはどこからかイスをだして、テーブルを囲んでヒナの横に座った。
黒猫のミサキがサクラの膝上に乗る。
ライゾウもヒナの膝上に乗った。

ヒナ「ミサキは可愛いね。使い魔って私でも契約できるかな?」
サクラ「可愛いでしょ。契約できるよー。そのヌエも可愛いね。」
ライゾウ「使い魔じゃないぞぅ。」
サクラ「それくらい分かるわよ。」

サクラには色々聞きたいことがあるけど後からだね。
後二人はどんな人だろう?
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登場人物紹介

佐藤 大翔(サトウ ヒロト)年齢35歳。

異世界転移後は見た目14歳ぐらい。

淡々と物事を進めるタイプ。

女性に言いたい事を言えない。

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