第100話

文字数 132文字



実は暫く街を離れる事にしたよ。

毎日、誰かに観られてる様な気がするんだ。

ハードボイルドは『観る』物じゃ無い。
自分の中に見つける物だ。

ヒュゥゥ

この一杯も悪いが、ツケで頼むよ。
・・・またマスターに会いたいからな。

そろそろ行くとするか。
ハードボイルドな明日が始まった様だ。
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登場人物紹介

恐妻家で愛妻家。

煙草とウィスキー、そしてジョークが何よりの好物。

これがハードボイルドだ。(勘違い)


マスター。

今夜はポールジローを出世払いで頼む。

BARのマスター。

ハードボイルドな男を温かく見守るお人好し。

出来る事ならツケを一度精算して欲しいと思っているが・・・無理だろうなぁ。

ハードボイルドな男の奥様。

ハードボイルドな男からは『カミさん』や『相方』と呼ばれている。


カミさん曰く、彼を恐妻家だと言ってる人を見つけたら、今すぐここに連れてきて。との事。


自由と甘やかしは違うらしい。

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