第36話 ある日の夢

文字数 549文字

 しかし、暑い。
 夏って、こんなに暑かったっけ。
 マスクをつけて、町のなかを歩いていると、くらくらする。
 なんだかもう、コロナもわけがわからないし。
 人間のおこない、特に政治、よこしまな人間が政を為せば疫病が流行り天変地異もゆるぎない、という、故事のいわれもやんごとなし、と思ってしまいかねぬ今日この頃。
 しかし果たして、今ここにこう書いている、「ノベルデイズ」とのつきあい方を、やはり考える。
 たいしたことを書いていないのは、約一年前と変わらない。自分が「作品」を書いているとも思えない。いくら〈 日記・ブログ 〉というジャンルがあったとて、だったらいっそ、ブログそのものにこの身を置くのがいさぎよいのではないか、とも思う。
 暑さにやられているだけ、のようにも思う。また、何かもう少し可能性を探ってみたい気もする。
 ここにはこれ、ここにはこれ、と、書いたもの・書くもの、そのものの身の置き場を、ここに集約するでなく、住み分ける方向を。
「note」にはこれを、電子書籍にはこれを、ナントカ文庫にはこれを。
 ── と書いたところで、目が覚めた。
 さあ、買い物に行かなくては。エアコンのある部屋で本を読むうち、すっかり眠ってしまったのだ。今夜は、蕎麦と、長芋の短冊切り、冷奴とホウレンソウのおひたしだ。
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