第22話 付録 品種の検討 「安納芋」

文字数 606文字

安納芋は、紅はるかが出てくるまでは、甘いサツマイモの代表でした。

オーブンで、そのまま焼いて、表面に糖蜜が出てくるのを見て、驚いた記憶があります。

一方、紅はるかが出てきてからは、安納芋は、紅はるかに比べて、サイズが小さく、割高で、甘さが優れている訳でもないので、購入はしていません。

安納芋のメリットを強いていえば、生産者が限られているため、バラツキが小さいことと思われます。

紅はるかの生産者数は、非常に多いので、品質のバラツキは、大きいです。

今回は、スーパーで、紅はるかが品切れだったので、安納芋を試してみました。

安納芋の品種は、「安納紅」です。

「安納紅」の突然変異で、皮の赤い色素がなくなったものが、「安納こがね」で、別の品種として扱われていますが、皮以外は同じもののようです。

さらに、「安納こがね」の果肉の果肉が少し紅色の系統を「安納もみじ」、果肉がオレンジ色の系統を「安納みつき」と呼んでいるようです。


処理は以下です。芋が丸かったので、1回目の加熱は80分にしました。

170d80mkw2hp+170d60mkw2hp+op170d10m


写真1が、2回加熱後です。糖蜜は、出ています。


写真2が、焼き芋の断面です。十分羊羹状態になっています。

色と風味は、安納芋独特のものなので、好みがあると思いますが、甘さについては、紅はるかを切り替えるだけの魅力はないと感じました。



写真1 安納芋


写真2 安納芋の焼き芋の断面

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