中年妖怪「今夜ーは コローッケの ブルースよ」

文字数 728文字

小さい頃から親戚をたらい回しにされた夏目。
声が同じ兵長はナイフ片手にキレッキレな生活をしていたけど、夏目はそうでもなく。
声が同じ孤児だからって、比べてどうする。
いや、単純に良くグレなかったもんだと。
ガリガリではあっても、引き取った親戚も世間体は気にして、最低限のものは与えていたっぽいし。
ガリガリだけど。
ニャンコ先生曰く
 
 「白アスパラぁ!」
 
な体形の夏目。
マッチ棒みたいな腕でも、妖怪はぶん殴る。
あ、妖怪に対しては不良だったか夏目。
人間に対しては生きる為に猫被っていただけで。
物理的にも被るけどな、先生は妖怪だから見た目だけの猫だけど。
なお、中のひとはにゃーさんに肩や背中を踏みしめられながら被っている模様。
猫は自由だ。
それは、被っていると言うのか。
小さい夏目が、猫(これも変化した妖怪だが)に対して「早く一人になりたい」とこぼす。
そんなの、猫に化けた妖怪だって泣くわ。
どれだけ我慢して過ごしてんだよその年で。
小さい時ほど、たらい回しにされたら我慢することも多いだろうに。
で、最終的に藤原さん夫妻に引き取られ、妖怪についても話せる友人が出来て丸くなった&自分の気持ちや要望を伝えられる様になった夏目。
妖怪に対しては物理攻撃で黙らせるが、時を重ねるごとに色々柔らかくなっていくのが良き。
結局、人間も周りの人次第で良くも悪くも変わるんだよにゃ。
に交われば赤くなる
そう、優しい人達に囲まれれば心は癒されて優しくなれるし、的場さんに猫の話をされ続けたら猫好きになるかも知れない。
いや、そこは良い話で終わらせろよ。
的場さんの中の人、行き倒れの猫をモフろうとして咬まれるは、前世がちゅ○るとか書いちゃう様な猫好きですけえ、見逃せなくてねえ。
だからって、なんでや。
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登場人物紹介

作者代理
気付いたら話は脱線していくが気にしない。

話し相手

ツッコミやら解説やらやる。

便利なモブ

黒タイツでは多分ない

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