花は咲く
文字数 390文字
引っ越しても、時々ビデオ通話で話そうと歌子から提案があり、たまに話すようになった。最初は、緊張し、打ち解けて話せなかったが、回数を重ねるにつれて、また仲良しの頃のように話せるようになって行った。
ある日、歌子に、1歳になった子供は、花が大好きだから、一緒に花を育てていることを話した。
「本当?どんな花?」
と花好きな歌子が興味を示してくれた。
「ネモフィラという花。」
と私が答えると、歌子が吹き出しながら、ある物を私に見えるように、カメラにかざした。
歌子が見せてきたものは、何と、ネモフィラの種袋だった。
「私は、秋に蒔いたから、今は、15センチぐらいあるよ!」
遠く離れた地で、歌子が私と子供と同じ花を育てていることを知り、おかしくなり、吹き出すと同時に、この人とは、色々あったけれど、やっぱり縁があると思った。そして、ベランダの鉢の芽を出したばかりのネモフィラを大事に育てようと思った。
ある日、歌子に、1歳になった子供は、花が大好きだから、一緒に花を育てていることを話した。
「本当?どんな花?」
と花好きな歌子が興味を示してくれた。
「ネモフィラという花。」
と私が答えると、歌子が吹き出しながら、ある物を私に見えるように、カメラにかざした。
歌子が見せてきたものは、何と、ネモフィラの種袋だった。
「私は、秋に蒔いたから、今は、15センチぐらいあるよ!」
遠く離れた地で、歌子が私と子供と同じ花を育てていることを知り、おかしくなり、吹き出すと同時に、この人とは、色々あったけれど、やっぱり縁があると思った。そして、ベランダの鉢の芽を出したばかりのネモフィラを大事に育てようと思った。