第7話 2021/06/15

文字数 803文字

2021/06/15
特に出来ることがない。
自分を長い目で見ようと思った。
けど、すぐにそう考えられるようになる訳ではない。
今、元気になりたい、今、病気を治したい。
毎日そう思って生きている。
また死にたいと思うようになってきた。
五体満足で食事に困るわけでもないのに、生きるのを止めてしまいたい。
自分は自殺を悪いことだと思っていない。
生きたいのに生きられない人がいると言って咎めはしない。
命だけは真に自分のものだと思う。
自分のものである命をどうしようがその人の自由だ。
止めるのも勧めるのも何もしないのも周りの人の自由だ。
自分は死が怖い、その恐怖心で生きているだけ。
自殺した人はとても勇気がある人間だと思う。
自分は、自殺出来る勇気があればこの世を生きていけると思う。
自殺することも出来ないで、恐怖心だけで生きてしまっている。
生きている意味が無い、何のために生きているのだろう。
感情が死んで生き返らない、楽しかったこともあったと思う。
このままこのときが続くのであれば早く消えてしまいたい。
何をして良いのか分からない、何をしたら良いのか分からない。
自分がしたいこと、やりたいことも分からなくなってきた。
毎日、だんだんと違う自分になっていく。
悪い方向に進んでいる気がする。
正しい方向が分からない、何も分からない。
好きだったこと、思い出しても楽しさが思い出せない。
歌、お絵かき、お喋り、ネイル、読書、メイク、こんな感じ。
どれも億劫でやる気が出ない。
唯一、音楽を聴くことだけが出来ていることだ。
眠ることも大変になってきた。
薬の副作用なのか、下半身の寝汗が酷い。
薬も効いているのか分からない、ただ信じて飲んでいる。
元々、薬を毛嫌いしている訳でも無いし、試しに飲むか、くらいの感覚だ。
どうか、どうか意味があってほしい。
無意味な行動をしていると思うだけで死んでしまいそうだ。
全てに意味がほしいわけじゃない、でもせめてと思ってしまう。
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