問い(2022.7.5)
文字数 565文字
いったい
なんのために
生きているのか
コンビニで
唐揚げ弁当を買い
おつりを
募金箱へ捨てる
ぜんたい
なんのために
働いているのか
募金の
使い道は
知らない
いったい
なんのために
半世紀も生きてきたのか
コンビニの
駐車場で
酔って
大きく笑う
老人がふたり
ぜんたい
なんのために
遅くまで働いていたのか
久しく
笑ったこと
なんてないと
気づかされる
いったい
いつまで
生きるのか
店内に
戻って
缶チューハイを
四本買う
ぜんたい
いつまで
働くのか
子供みたいに
はしゃぐ
二人に
差し入れをする
いったい
いつまで
生きなければならないのか
募金好きの私は
時々 募金みたいなことをする
ぜんたい
いつまで
働かなければならないのか
肩を組まれ
一緒に飲もう
と言われたが
飲めないから
と嘘を吐いて
蒸し風呂のような
狭いアパートを目指す
いつから
私は
どうでもいい
ことばかり
考えるように
なったのだろうか
おにいさん
いい人だね
気をつけて
帰りなよ
お仕事
ご苦労さま
いつから
私は
どうにもならない
ことばかり
考えるように
なったのだろうか
振り返り
子供みたいな老人と
手を振り合ったら
笑いが込み上げる
いつまで
私は
答えのない
問いを
問い続けるのだろうか
昨晩も
唐揚げ弁当だった
ことを思い出して
小さく笑う
いつまでも
私は
答えのない
問いを
問い続けるのだろうか
なんのために
生きているのか
コンビニで
唐揚げ弁当を買い
おつりを
募金箱へ捨てる
ぜんたい
なんのために
働いているのか
募金の
使い道は
知らない
いったい
なんのために
半世紀も生きてきたのか
コンビニの
駐車場で
酔って
大きく笑う
老人がふたり
ぜんたい
なんのために
遅くまで働いていたのか
久しく
笑ったこと
なんてないと
気づかされる
いったい
いつまで
生きるのか
店内に
戻って
缶チューハイを
四本買う
ぜんたい
いつまで
働くのか
子供みたいに
はしゃぐ
二人に
差し入れをする
いったい
いつまで
生きなければならないのか
募金好きの私は
時々 募金みたいなことをする
ぜんたい
いつまで
働かなければならないのか
肩を組まれ
一緒に飲もう
と言われたが
飲めないから
と嘘を吐いて
蒸し風呂のような
狭いアパートを目指す
いつから
私は
どうでもいい
ことばかり
考えるように
なったのだろうか
おにいさん
いい人だね
気をつけて
帰りなよ
お仕事
ご苦労さま
いつから
私は
どうにもならない
ことばかり
考えるように
なったのだろうか
振り返り
子供みたいな老人と
手を振り合ったら
笑いが込み上げる
いつまで
私は
答えのない
問いを
問い続けるのだろうか
昨晩も
唐揚げ弁当だった
ことを思い出して
小さく笑う
いつまでも
私は
答えのない
問いを
問い続けるのだろうか