ぺいん

文字数 513文字

今朝、同僚に
「この寒さの中、外でモンスター飲むと、逆に寒さ感じなくなるよ」
と伝えた。そう、体に何も良い成分の入ってないエナジードリンクのことだ。カフェインと糖分を体に流し込む快楽モノである。

 同僚言わく、カフェインには痛みを感じなくする効果があるのだとか。なるほど、それで寒さも感じなくなるのか。

 出勤時は耳が凍傷気味に痛かった。歩いて体も温まったこともあるが、モンスターで凍傷も感じなくなるのだろうか。
 銃弾で撃たれた瞬間は、痛みを感じないという記事を最近見た。それでは、モンスターを飲んだら銃弾を弾き飛ばすのか。まるで漫画だ。

 今日は日陰は寒い、日向(ひなた)は暖かいという日であった。皆「冬は着込めば温かいじゃないか、夏はダメだ」と口を揃える。それなのに、寒い寒いと毎年言っている。

「100円玉で買える温もり、熱い缶コーヒー」も、今は大概100円で買えないのだから、モンスターで凍傷を耐えたらどうか。

 交通誘導員が先輩から温かい缶コーヒーをもらう。
 しかし、それを代わりにモンスターを「おつかれ、ほらよ」パカッ、という音。その後輩は白い息を出して「生き返りますー」となるのか。

 いや、ならない。

 全く絵にならない。
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