第48話 声優、襲来

文字数 2,919文字

とうとう7枠目ですね。でもなんで初っ端画像乱れたり扉画像出なかったりしてるんですか。

それに声優襲来、って。使徒じゃないんですから。

色々とひどいっ。
初っ端から連携イマイチで進行乱れてるねー。
そういうときに杉さんがやってきてくれて落ち着く。杉さんナイスプレイである。

またこうやってデザイナーさんの表紙案が少しずつできてきてるのも拝見である。

どれもエモい表紙になりそうでひどいっ。
ひどくないよー。たのしみだよー。
さすが順調な進捗であるのだ。
ここで全部ここまでのNoveljamの本が読めるんだねー。BCCKSさん。
さふであるのだ。後ほど他電子書籍ストア、AmazonKindleや楽天Kobo、紀伊国屋などでも販売されるのだが、最速で発売され、一番著者たちの取り分が多いのはこのBCCKSでの直売である。ぶっちゃけAmazonKindleで販売した取り分の3倍にもなるのだ。
違い大きいですよね。Amazonは自分でKindleDirectPublishingやってるから、それに誘導したいってのが露骨なんですよね。
Amazonにはいろいろと恨みはあるのだがどうにもならぬ。デジタル小作人の立場ではいかんともしがたい。
今後の進行などを案内して、ナミノフさんからいったん引き継ぐのだ。
アイキャッチが入った。
スライドショーだね。相変わらずいい写真だー。
この間に裏で浅草橋では椅子を動かして朗読企画の準備転換を行っていたのだ。
もどってきたー!!
右の白色黒蛇さんと、左側が声優さんなんだねー。泡沫堂(うたかたどう)さんっていうのかー。
なにげに右上のテロップが#6のままだったえりしてひどいっ。
扉を変える余裕がなかったので扉は出さなかったのだが、そのあとここが連動していたのを失念しておったのだぐぬぬ。
泡沫堂さんってNovelJamから派生したイベント、DramaJamに出演した方ですね。
ひゃああ、0フォローでフォロワー2317人! 存じ上げなくて大変失礼しました。ひどいっ。
泡沫堂さんは物語を作って音楽で表現する、そのなかで作詞作曲動画作画まで全部やってしまう才人であるぞ。といいつつワタクシも存じ上げなくてすまなかったのだ。とはいえこういう別の文化圏にふれることができるのもこういうイベントの効用なり。
たしかにこういう世界はわたくしたちにとっては未知の世界ですわねえ。
白色黒蛇さんがいなければずっと触れる機会なかったけど、おかげでそういう世界に縁ができてぼくら鉄研のボイスドラマ作れたりしたんですからね。ホント感謝ですよ。
ありがたいことこの上なしであるのだ。

そしてこれから、今回の参加者の執筆中の原稿の部分を朗読する。

ちょっと恥ずかしいよね、書きかけ原稿音読って。いくら声優さんでも。
うぬ? 御波くん、なにか勘違いしておるのではないか?
え、どういうことです?
読んでもらう原稿は、事前にNoveljamの著者が申請して指定できるのだぞ。
ええっ、てことは、自分が一番読んでほしいとこ読んでもらえるんですか!!
さふなり。
ええええっ。そんなことなら私も申請すればよかった!!
御波くんはNovelJamの著者でないからどうにもならぬが、同じような誤解が参加者に少しあったのかもしれぬ。

自分のキャラが声を得る絶好の機会なのだがのう。

1作品目はCチームナカタニエイトさんの作品である。このときは「名前のない縁日(仮)」というタイトルであった。最終的には「名前のないお面」となったのである。
泡沫堂さんの女の子のあどけない口調の再現がまた見事、絶品ですわ!!
縁日の風景が聴いてると浮かびますね。声優さんの表現力、すごい。一気に世界を作っちゃう。
地の文、女の子、男と3役しっかり演じ分けしてるのも確かな技術力ですね。
白色黒蛇さんの言うにはこれが浅草橋では雨の音とともに聞こえたっていうけど、そういうのすごくエモいよねー。
次はshihoさんの「縁上商法」。タイトルからぐっと惹かれる。縁切りと縁結びの神様の登場する作品なり。
また演じ分けでキャラ立ってて、聴いてるとめちゃ楽しいー。
声優さんの演出力、表現力ってほんとすごいですね。これ、自分の作品も読んでほしくなりますし、聴いてるとその先を聴きたくなりますね!
M☆A☆S☆Hさんの作品読む前にいささかビビっている2人である。


すごく独特な作品ですものね。このときはまだタイトル「ちょっとの死ならがまんしよう」だったんですね。重い作品ですけど、泡沫堂さんがそれを少年の口ぶりで演じてるのがすごく効果的ですわ。まさに見事。
Bチーム、ほんと曲者揃いですよね。「くせもの上等」ってチーム名がそのままでひどいっ。
最終的にタイトルは「Innocent」となるのだ。
印象深い作品ですからね。今回ほんと爪痕残しそうですね。M☆A☆S☆Hさん。
次は「縁あれば千里」結城玲夏さんの作品。書き出しのパンチ力がすごいのだが、これが朗読に出るのは更にエモくて良いぞ。
口喧嘩がすごく生き生きとしてて言葉が痛くて素敵。ほんとに心にササりまくりますね!
失恋をうまく再現している作品らしい朗読でしたね。
Cチーム栗山心さんの作品。「縁(仮)」。最終的には「サロン奥沢」という作品になる作品なり。
言葉選びに凝った作品、なかなか読むのに苦戦してましたが、それはそれで空気が感じられる朗読にまとめたのはまさに泡沫堂さんの力量発揮です。分厚い芸の引き出しを感じましたわ。
あれ、次はフェローの森田さんの作品?
さふなり。時間があるとのことで特別枠で「あなたは砂場でマルボロを」を朗読するのである。
職権乱用…。
朗読の緩急の付け方がまた実にすばらしいですわ。
さふなり。これもまた気だるい感じの演出がまた見事なり。
声優さんって、すごいねー!!
まさに声優さんのプロの技を拝聴したのである!!
白色黒蛇さんが「大人の色気」っておっしゃってますけど、まさしくそれを再現してましたわね。
また森田さんの作品世界の奥行きも堪能できた。よかったなり。
シメは日野光里さん「宵闇白夜神社に火が灯る」である。なんと最後ホラーであるのだ。
「叩きつける槍のような雨」って…まさにこの時大雨でしたから怖い…。
さすがの日野さんの描写が泡沫堂さんの声でさらに強化されてホラーとして迫るのだ。
恐ろしいシーンが日野さんらしい描写。これが物語のモーメントを大きく作ってくれるので作品が生き生きとするのですわね。
作劇に中途半端は禁物! 架空戦記でも人死のシーンは心を鬼にして書かねばならぬのだが、その演出のセオリーをしっかり守るのが日野さんのベテランの力であるのだ。
これで朗読企画1の全員終わったんだねー。
うっ、ここでシーン切り間違えちゃった!
著者よ、空気を読み違えるでない! あとで鉄研制裁であるのだ!
でも映像のスイッチングって難しいですわね…。
続いて声優さん企画後半である! 次の声優さんは我が鉄研にも縁のある方であるのだ!
ええっ、まさか!
つづく!!
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

長原キラ ながはらキラ:エビコー鉄研の部長。みんなに『総裁』と呼ばれている。「さふである!」など口調がやたら特徴ある子。このエビコー鉄研を創部した張本人。『乙女のたしなみ・テツ道』を掲げて鉄道模型などテツ活動の充実に邁進中。

葛城御波 かつらぎ みなみ:国語洞察力に優れたアイドル並み容姿の子。でも密かに変態。しかしイマジネーション能力は随一。


武者小路詩音 むしゃのこうじ しおん:鉄研内で、模型の腕は随一。高校入学が遅れたので、実は他のみんなより年上。鉄道・運輸工学教授の娘で、超癒し系の超お嬢様。模型テツとしての腕前も一級。


芦塚ツバメ あしづかツバメ:イラストと模型作りに優れた子。イラストの腕前は超高校級。「ヒドイっ」が口癖。


中川華子 なかがわ はなこ:鉄道趣味向けに特化した食堂『サハシ』の娘。写真撮影と料理が得意。バカにされるとすぐ反応してしまう。

鹿川カオル かぬか カオル:ダイヤ鉄。超頭脳明晰で、鉄道会社のダイヤをアルバイトで組んでしまうほどの『ダイヤ鉄』。プロ将棋棋士を目指し奨励会所属。王子と呼ばれるほどハンサムな女の子。電子回路やプログラミングが得意。

田島ミエ たじまみえ:総裁の古くからの友人。凄腕の模型テツ。鉄研のみんなと一緒に大洗などを旅行したものの、関西在住で滅多に会えない。なおかつその実像は不明。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色