第3話『魔王、スパルタを強いられる。』
文字数 2,289文字
さて、これまた何の面白味もなく、移動魔法であっちゅー間に王都のすぐ近くまで移動した魔王一派と勇者一行の混合部隊の皆さま。
さっそく街へと入ろうとしたが……どうやら、雲行きが怪しいようだ。
どう行動するべきか……。
そう悩んでいた一行。その時、彼らに背後から声がかかる。
――……ん?
お前は……。
どこか聞き覚えのある声に気付いたイシリアは、背後を振り返る。
そこには……。
エレナに気付いたニコルは、すぐさま跪き頭を下げる。
そしてエレナは、全てをニコルに話すのだった。
ニコルな不気味な笑みに、イシリアは不安を募らせるのだった……。