文字数 189文字

 ぼくは仕事にでかける前、サイドボードに置かれた見覚えのない目覚まし時計に気づいた。
 どうしてこんなところにこんなものが?
 時計の針は止まっていて、おまけに干からびたチョコレート屑がガラス板のむこうにころがっている。
「あした捨てよう」そうぼくはつぶやいて、その目覚まし時計をゴミ用のプラスチック袋に入れた。
 先週は、それもまたぼくには見覚えのないペルシャ風ラグを捨てたのだった。
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