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文字数 312文字



あなたに望む幸せと
あなたを奪いたい衝動と
どちらが本当の心なのか
わからなく壊れていく様
相応しさといえばほど遠く
愛おしさといえばこがれるほど
凍える夜の雑踏の片隅で
震えてた心に染み渡る
あなたの歌声と存在に
救われて生きてきたのに
今のわたしには眩しすぎる
誰かとは違うステージに立ち
戦い続けているあなたは
太陽のように煌めきを放ち
待ち侘びた温もりのかけらを
どんなに遠くで震えていても
枯れかけた花たちは狂い咲き
あなたに彩りと華やかさを添える
わたしは喜びとやっかみを共に纏い
その浅はかな気持ちに揺られて
心地良く愛おしい音色に耳を塞ぐ
壊れかけた心の中で
閉じ込めたあなたの
声と共に生きる
外の世界が眩しくなくなるまで
閉じ込めたあなたの
声と共に生きる
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