第99話 夢の世界
文字数 330文字
歩いてる途中にベンチを見かけたら、座ってみようか。
いいや、きっと気が付かない。
多くの人達に囲まれても、誰も知らない。
そんなもんだよと思いながら、やっぱりね。
何度も同じことを聞き返した。それはもっと大切なことだったのだろうか。
指先に感じたのは、心が感じることと同じだって聞いた。
何度も同じ声を聞いた。それは、そう、忘れてしまったことじゃないか。
信じたくて、信じない振りをした。それが出来るのは、きっとそうなんだ。
だから溺れてしまうんだろう。
掴めない手は、ただ、空を仰ぎ見るだけだったよ。
誰よりも、誰よりも欲しかったことなのに。
夢の世界は、いつも時が止まってる。
同じ顔、同じ色。でも、時々思い出すよ。
憧れた言葉、望んだ世界がそこにある。
それは、たったひとつの世界。
いいや、きっと気が付かない。
多くの人達に囲まれても、誰も知らない。
そんなもんだよと思いながら、やっぱりね。
何度も同じことを聞き返した。それはもっと大切なことだったのだろうか。
指先に感じたのは、心が感じることと同じだって聞いた。
何度も同じ声を聞いた。それは、そう、忘れてしまったことじゃないか。
信じたくて、信じない振りをした。それが出来るのは、きっとそうなんだ。
だから溺れてしまうんだろう。
掴めない手は、ただ、空を仰ぎ見るだけだったよ。
誰よりも、誰よりも欲しかったことなのに。
夢の世界は、いつも時が止まってる。
同じ顔、同じ色。でも、時々思い出すよ。
憧れた言葉、望んだ世界がそこにある。
それは、たったひとつの世界。