２ 熊曽国と日向国・中篇
文字数 2,019文字
熊曽の地は、日神生誕、天孫降臨の神話で日向の地となり、日向国となりましたが、治める島津氏の統治力が衰え、江戸時代に薩摩藩と小藩に分けられます。１８７１年の廃藩置県で複数の県に分けられます。バラバラとなります。バラバラの時代が長かったため、方言もバラバラとなります。
１８７３年に、やっと日向国の国域が県域の宮崎県となります。
県の中心として宮崎市を選び、県庁を建てました。かつて日向国の中心の諸県郡の一部と宮崎郡が合わさりました。宮崎は、宮（江田神社）の建つ岬（崎）。
しかし１８７６年に鹿児島県と合わさります。そして１８８３年に、富山県と佐賀県とともに、やっとやっとシン・宮崎県となります。
さてと。
調べればわかりますが、蘊蓄。
前年１８８２年に函館県と札幌県と根室県が合わさって北海道となります。最後の都道府県は１９７２年の沖縄県と思いますが、じつは沖縄県は１８７９年。１８８７年に奈良県。最後は翌年１８８８年の香川県となります。
しかし。
日神生誕、天孫降臨の神話の地ながら、やっと。
神武東征は紀元前６６７年。さらに天孫降臨は１７９２４８０年前。さらに日神生誕はもっと前。やっと日向国（宮崎県）は、国（県）として認められます。笑えます。
＊
平地（平野）が多く、平地が続いてる九州北域と異なり、平地が少なく、各々の平地が山に阻まれてる九州南域の要路は陸路よりも海路といわれます。また、九州の南北の陸路の要衝は、人吉（球磨）盆地といわれ、クマソの本拠地も、熊本県人吉市（肥後国球磨郡）と考えられます。
［武神彼氏２］の［１３姫の犯した罪と罰］に書きましたが、改めて考えます。
熊曽の地は、山人族のクマソと、宮崎平野を本拠地とする海人族のハヤトが住んでました。のちに臼杵郡、児湯郡、宮崎郡、那珂郡、諸県郡の５郡が日向国となるため、日向の地は宮崎平野と考えられます。
南海（太平洋）の黒潮を漁場とするハヤトは、ほかに薩摩半島（錦江湾）や大隅半島（志布志湾）を本拠地としました。のちにサツマ（アタ）のハヤト、オオスミのハヤト、そしてヒムカのハヤト。ヒムカのハヤトの本拠地は宮崎平野。
ホノニニギの妃神はコノハナサクヒメ。山神オオヤマツミの娘神、アタのハヤトの娘。海幸山幸の神話の、山のサチヒコ、海のサチヒコの母神。のちに山のサチヒコは安曇族の崇める海神オオワタツミ（一説にワタツミの三海神の合体神）の娘神を娶ります。
山のサチヒコの孫が神武天皇。アタのハヤトの娘を娶ります。
のちも古代天皇は日向国の、ヒムカのハヤトの娘を娶ります。
宮崎平野に多数の古墳があります。江田神社の近所にある檍遺跡は前方後円墳。大和国と日向国の関係がわかります。
墳丘墓以上に、多数の、九州南域限定の地下式横穴墓や横穴墓があります。かつて大和国の統治のない、ハヤトの国があった証拠。
日向国と大和国は、紀伊半島の熊野国を経て黒潮で結ばれてました。
日向国から熊野国を経て大和国へと神武東征がありました。
五十鈴川、伊勢、吉野など、同じ地名が多い九州南域と紀伊半島。
そして。
２０１６年に、はまぐり碁石（白碁石）の産地の宮崎県日向市と、那智碁石（黒碁石）の産地の三重県熊野市が協定を結びます。日向国、いえ、熊曽国と熊野国は、碁石と神武東征で結ばれます。
しかし。
神武東征は瀬戸内海を渡ります。イザナギは瀬戸内海を渡ります。イザナギとイザナミは瀬戸内海の海人族が崇める神。さらに子神のオオヤマツミの本貫地は瀬戸内海の大山祇神社（大三島神社）。すべて瀬戸内海。笑えます。
瀬戸内海の海人族は、もとは九州北域の筑前国（筑紫国）を本拠地とした安曇族。安曇族の崇めるオオワタツミの娘神は山のサチヒコに嫁ぎました。
さらに妹神も山のサチヒコの子神に嫁ぎました。
産まれた神武天皇は、安曇族を従えます。東征で本拠地を淡路国へ移し、安曇族は全国の海人族をまとめます。
という事で続きます。
＊
おまけの神社。
大山祇神社（愛媛県今治市／式内名神大社／伊予国一宮／国幣大社）は、瀬戸内海の大三島の鷲頭山を神体としてオオヤマツミ（大山積神）を祀ります。別名は大三島神社。山祇神社（大山祇神社）の総本社。さらにオオヤマツミは三島大明神といわれ、当社分祀の三島神社の総本社。
多数の武将が武具を奉納、武運長久を祈ったため、国宝、重要文化財の、多数の日本の武具が集まってます。GHQは処分を命じましたが、土中に隠し、処分の難を逃れます。
オオヤマツミは、山神ながら、軍神、武神として崇められます。また、別名は和多志大神。渡し（ワタシ）の神。つまり海神、航海の神。オオヤマツミはスサノヲと関わり、ホノニニギと関わります。しかしスサノヲを好み、ホノニニギを嫌います。
オオヤマツミの本貫地は、じつは瀬戸内海でありません。［武神彼氏２］の［１３姫の犯した罪と罰］を読んでください。笑えます。
１８７３年に、やっと日向国の国域が県域の宮崎県となります。
県の中心として宮崎市を選び、県庁を建てました。かつて日向国の中心の諸県郡の一部と宮崎郡が合わさりました。宮崎は、宮（江田神社）の建つ岬（崎）。
しかし１８７６年に鹿児島県と合わさります。そして１８８３年に、富山県と佐賀県とともに、やっとやっとシン・宮崎県となります。
さてと。
調べればわかりますが、蘊蓄。
前年１８８２年に函館県と札幌県と根室県が合わさって北海道となります。最後の都道府県は１９７２年の沖縄県と思いますが、じつは沖縄県は１８７９年。１８８７年に奈良県。最後は翌年１８８８年の香川県となります。
しかし。
日神生誕、天孫降臨の神話の地ながら、やっと。
神武東征は紀元前６６７年。さらに天孫降臨は１７９２４８０年前。さらに日神生誕はもっと前。やっと日向国（宮崎県）は、国（県）として認められます。笑えます。
＊
平地（平野）が多く、平地が続いてる九州北域と異なり、平地が少なく、各々の平地が山に阻まれてる九州南域の要路は陸路よりも海路といわれます。また、九州の南北の陸路の要衝は、人吉（球磨）盆地といわれ、クマソの本拠地も、熊本県人吉市（肥後国球磨郡）と考えられます。
［武神彼氏２］の［１３姫の犯した罪と罰］に書きましたが、改めて考えます。
熊曽の地は、山人族のクマソと、宮崎平野を本拠地とする海人族のハヤトが住んでました。のちに臼杵郡、児湯郡、宮崎郡、那珂郡、諸県郡の５郡が日向国となるため、日向の地は宮崎平野と考えられます。
南海（太平洋）の黒潮を漁場とするハヤトは、ほかに薩摩半島（錦江湾）や大隅半島（志布志湾）を本拠地としました。のちにサツマ（アタ）のハヤト、オオスミのハヤト、そしてヒムカのハヤト。ヒムカのハヤトの本拠地は宮崎平野。
ホノニニギの妃神はコノハナサクヒメ。山神オオヤマツミの娘神、アタのハヤトの娘。海幸山幸の神話の、山のサチヒコ、海のサチヒコの母神。のちに山のサチヒコは安曇族の崇める海神オオワタツミ（一説にワタツミの三海神の合体神）の娘神を娶ります。
山のサチヒコの孫が神武天皇。アタのハヤトの娘を娶ります。
のちも古代天皇は日向国の、ヒムカのハヤトの娘を娶ります。
宮崎平野に多数の古墳があります。江田神社の近所にある檍遺跡は前方後円墳。大和国と日向国の関係がわかります。
墳丘墓以上に、多数の、九州南域限定の地下式横穴墓や横穴墓があります。かつて大和国の統治のない、ハヤトの国があった証拠。
日向国と大和国は、紀伊半島の熊野国を経て黒潮で結ばれてました。
日向国から熊野国を経て大和国へと神武東征がありました。
五十鈴川、伊勢、吉野など、同じ地名が多い九州南域と紀伊半島。
そして。
２０１６年に、はまぐり碁石（白碁石）の産地の宮崎県日向市と、那智碁石（黒碁石）の産地の三重県熊野市が協定を結びます。日向国、いえ、熊曽国と熊野国は、碁石と神武東征で結ばれます。
しかし。
神武東征は瀬戸内海を渡ります。イザナギは瀬戸内海を渡ります。イザナギとイザナミは瀬戸内海の海人族が崇める神。さらに子神のオオヤマツミの本貫地は瀬戸内海の大山祇神社（大三島神社）。すべて瀬戸内海。笑えます。
瀬戸内海の海人族は、もとは九州北域の筑前国（筑紫国）を本拠地とした安曇族。安曇族の崇めるオオワタツミの娘神は山のサチヒコに嫁ぎました。
さらに妹神も山のサチヒコの子神に嫁ぎました。
産まれた神武天皇は、安曇族を従えます。東征で本拠地を淡路国へ移し、安曇族は全国の海人族をまとめます。
という事で続きます。
＊
おまけの神社。
大山祇神社（愛媛県今治市／式内名神大社／伊予国一宮／国幣大社）は、瀬戸内海の大三島の鷲頭山を神体としてオオヤマツミ（大山積神）を祀ります。別名は大三島神社。山祇神社（大山祇神社）の総本社。さらにオオヤマツミは三島大明神といわれ、当社分祀の三島神社の総本社。
多数の武将が武具を奉納、武運長久を祈ったため、国宝、重要文化財の、多数の日本の武具が集まってます。GHQは処分を命じましたが、土中に隠し、処分の難を逃れます。
オオヤマツミは、山神ながら、軍神、武神として崇められます。また、別名は和多志大神。渡し（ワタシ）の神。つまり海神、航海の神。オオヤマツミはスサノヲと関わり、ホノニニギと関わります。しかしスサノヲを好み、ホノニニギを嫌います。
オオヤマツミの本貫地は、じつは瀬戸内海でありません。［武神彼氏２］の［１３姫の犯した罪と罰］を読んでください。笑えます。
