キノコが特効薬?
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しかし調理した本人のランカは、とても心配そうな顔をしています。
ガーゴイルは話し終わるまで待たず、またペロリと料理を平らげてしまいました。
興奮気味で気持ちがハイになったガーゴイル。
力一杯羽ばたくと、物凄い勢いで飛び回ります。
少しハシャギ過ぎな気もしますが…。
料理に使用した純白の美しいキノコの名前はドクツルタケ。
別名“殺しの天使”(汗)
人が食べれば細胞を破壊して内臓に致命的な障害を与えます。
こんな恐ろしいキノコを“目覚しの薬”だと言われたって素直に用意出来ません。
依頼を引き受けた2人は図書室で調べたのですが…
ガーゴイルに効く薬の記述なんて、どんな本を調べても載っていなかったのです。
結局は彼の記憶を信じてこのキノコを料理したのでした。
でも、これで一件落着…と、そう思ったのですが…。
大笑いしながら飛び回るガーゴイルはフラフラしだして次第に失速し、2人の前に落ちて来ました。
土埃が舞う中、まだ高笑いがこだまします。
・・・・・・(汗)
ガーゴイルは呼吸困難になりながら、数十分も笑い転げていました。
どうやらガーゴイルにとってドクツルタケは、一時的に運動能力を高める効果がある様です。
しかし副作用で発作を起こしてしまうなら、問題の解決にはなりません。
ガーゴイルは明らかにグッタリしています。
2品目 失敗
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